雑貨屋で若い画家の個展を見て、東京と京都のちがいを改めて感じたのである。(なんちゃって揚げ出し豆腐)

2014/04/25

近所にあるアンティーク雑貨の店で、スピナーズの飲み友達でもある若い画家の個展を見た。

cotoha 荒木晋太郎 個展

お店で画家が気軽に個展をひらけるところに、東京と京都の違いをあらためて感じたのである。


 
画家は荒木晋太郎で、1978年に長崎で生まれ、東京学芸大学を出て、現在京都に住んでいる。

靴の修理を副業にしながら画業に取り組んでおり、これまで数多くの個展やグループ展も開催している。

今回の個展のことは、いつも飲みに行く四条大宮のバー「スピナーズ」で聞いていて、いよいよ26日までの開催になったので、ちょうど昨日、都合がよかったから行ってきた。

アンティーク雑貨屋も、やはりスピナーズのお客さんである30代のイケメン男性が共同経営しており、いわば「知り合いつながり」という話である。

 

アンティーク雑貨屋は、JR二条駅からほど近い場所にある。

Green & Antique cotoha
 

グリーンの店と併設されていて、静かな明るい空間に植物と雑貨が点々と置かれているのをゆっくりと見て回ると、心が癒やされる思いがする。

Green & Antique cotoha
 

個展が行われているのは、お店が「個展用のスペース」として設けた場所のようだ。

cotoha 荒木晋太郎 個展

やはり植物の中に、絵が並べられている。

絵を見ていたら、お店の人がお茶を出してくれた。

cotoha 荒木晋太郎 個展

おかげで絵を眺めながら、のんびりと時間を過ごすことができた。

 

個展は「がらもんず」というタイトルになっていて、がらもんずは空想の生き物なのだそうだ。

荒木晋太郎 個展 がらもんず

これは「沼に舞う獏」だそうだが、愛嬌があり、不気味でもある数々の生き物が、鮮やかな色で描かれている。

この絵は獏なのだから、左にある螺旋形のものは夢で、獏がそれを食べているのだろう。

「夢が螺旋形というのはどういうことなのだろう」と、あれこれと思いを馳せることとなった。

 

小さめの絵も置かれている。

荒木晋太郎 個展 がらもんず

「マイマイ」だそうだが、額縁がきれいだから、家の廊下の突き当りにでも、飾るといいだろうなと思った。

 

昨日は荒木も、雑貨屋のイケメン経営者もいなかったから、絵を見てそのまま帰ったけれど、帰りの道中、個展ですごした静かな時間を思い出しながら、東京との違いをあらためて思った。

ぼくは以前、歌舞伎町の奥にある、崩れかけたビルの2階で営業するショットバーに飛び込んだことがある。

そこは若い芸術家のたまり場になっていて、芸術家だから、闖入者のおっさんを珍しがって話しかけてきてくれる。

東京は様々な情報が集まるから、芸術の勉強にはいい場所だそうなのだけれど、ぼくが話をした男性は、
「とにかく発表の場所がない」
ことを嘆いていた。

「京都や広島では、カフェやバーなどで、よく若い芸術家が個展を開いているのを見かけますよ」
と言ったら、
「東京は家賃が高いから、とてもじゃないけれどお店はそんなことをさせてくれない」
のだそうだ。

 

東京にしろ、京都にしろ、それぞれに良さがあり、東京でしかできないこともたくさんあると思うけれど、こうして若い芸術家が日常的に発表の場を持てることは、地方都市の良さである。

芸術家にかぎらず、例えば四条大宮の繁華街でも、30歳そこそこの若い人が個人経営するバーやレストランがいくつもあり、ぼくがよく行くスピナーズもその一つだが、それぞれそれなりに成り立っているようだ。

東京の繁華街で店をやろうと思ったら、もう収益を徹底的に生み出すチェーン店しか、あり得ないのではないだろうか。

ぼくは4歳から40歳まで東京とその近郊で過ごしたが、まず転勤で名古屋へ出て、それから広島へ行き、地方暮らしが水に合っていることを身にしみて感じた。

もし東京で、人生に疲れている人がいれば、地方に住んでみたらいいと、ぼくは強く勧めたいところである。

 

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晩飯は、冷蔵庫にあるものを中心に使って肴を作った。

昨日の晩酌

まず作るのを決めたのは、「サンマ煮丼」である。

 

このところふくらはぎが痛くなったり、さらに実はじんましんが悪化していて、これまでは2日に1回薬を飲めばよかったものが、毎日薬を飲まないといけないようにもなっていて、これは体重が減り過ぎているせいではないかと考えた。

土曜日にサウナで体重を久しぶりに測ったら、57.5キロになっていて、以前60キロだったのに比べて2キロ以上減っている。

それもそのはず、このところ、昼にお粥を一杯すすり、夜はそうめんを一把食べるというようなことが続いていて、炭水化物をきちんと摂っていなかったのだ。

別にそれで、特別お腹が空くわけでも、頭がぼんやりするわけでもなかったが、体に異常が出るとなると、やはりそれではいけないのかもしれない。

 

そこで白飯をきちんと食おうと思い立ち、上に一昨日のサンマ煮を乗せることにした。

サンマ煮丼

煮汁もご飯にかけ回すと、この脂ののったサンマ煮は、最高のご飯のおかずであることが分かった。

 

サンマ煮丼があったから、メインは軽いものにしようと考え、「なんちゃって揚げ出し豆腐」を作ることにした。

なんちゃって揚げ出し豆腐

これは以前、コメント投稿してくれた人に教えてもらったものである。

揚げ出し豆腐は本当なら、豆腐を自分で揚げて作るが、厚揚げはすでに豆腐を揚げてあるわけなのだから、それを使っても悪いことはない。

だしも揚げ出し豆腐は、昆布とカツオで取るわけだが、ここでは簡単のため、冷凍しておいた鶏ミンチを使い、ゴマ油とオイスターソースでコクをつけることにした。

 

まずはあんを作っておく。

なんちゃって揚げ出し豆腐の作り方(1)

鶏ミンチ100グラムほどを、ゴア油とサラダ油それぞれ少々で、中火でじっくり、ほぐしながら炒める。

酒とみりんをそれぞれ大さじ1、オイスターソースとうすくち醤油をそれぞれ大さじ1/2、おろしショウガ小さじ1を加えてサッと炒め、つづいて水1カップを入れる。

なんちゃって揚げ出し豆腐の作り方(2)

味見をして塩を足し、2~3分煮る。

片栗粉大さじ1と水大さじ2の水溶き片栗粉をまわし入れる。

なんちゃって揚げ出し豆腐の作り方(3)

とろみが付いたら火を止めて、フライパンは避けておく。

改めてフライパンか焼き網を中火にかけ、厚揚げをこんがりと焼く。

なんちゃって揚げ出し豆腐の作り方(4)

焼けた厚揚げを器に盛り、あんを温めて上からかける。

 

青ねぎを振って食べる。

なんちゃって揚げ出し豆腐

厚揚げは焼いて食べるのが定番だが、一手間かけてあんを作れば、ちょっとしたご馳走にもなるのである。

 

あとは小松菜のポパイ炒め。

小松菜のポパイ炒め

バターを落としたフライパンを中火にかけて、ざく切りにした小松菜を炒め、しんなりしたらうすくち醤油で味をつけ、溶き卵を入れて大きめにまとめ、皿に盛って黒コショウをふる。

 

白菜のおひたし。

白菜のおひたし

おひたしは、茹で過ぎないことがポイントである。

 

酒は日本酒。

日本酒

ご飯があるから酒量が減るかと思ったが、結局いつもと同じだけ飲んだ。

 

「京都はほんとにいい場所だよね。」

チェブラーシカのチェブ夫

お前も可愛がってもらっているしな。

 

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荒木晋太郎

 

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