カネが入ると仕事する気がなくなるのだ。【四条大宮飲み】

2015/12/17

立ち飲みてら

きのうは、カネが振り込まれたから、四条大宮の飲み屋で飲んだ。カネが入ると、仕事をする気がなくなるのだ。

 

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仕事をするつもりで、いつも行っているコーヒー屋へ行った。ノートPCを開き、「さて始めようか」と思った矢先に、携帯にメール着信が入った。

銀行口座への入金を知らせる通知だ。いつも仕事を発注してくれている会社が、送ってあった請求書をさっそく処理してくれたのだ。

 

その瞬間、、

仕事する気がなくなった。

 

いやもちろん、カネは1ヶ月にわたって使っていかなくてはいけないのだ。口座に入金されたからって、「たくさんカネがある」と思うのは、まちがいだ。

しかしそうであるとはいっても、口座にカネが入っていれば、使ってもよい気分にはなる。

 

「今日はもう仕事はやめて、飲みに出よう、、」

そう決めた。

このところ、デモやらカウンターやらが忙しくて、近所の四条大宮には顔を出していなかった。心配もかけていることだろうし、不義理も重ねてしまっている。

それできのうは、久しぶりに四条大宮へ行くことにした。

 

まず行ったのは、たこ焼き「壺味」。

たこ焼き壺味

いまは2代目の大将がやっているこの店は、開業以来20年以上になる、大宮の「ヘソ」とも言っていいところ。常連さんも長い人が多く、まわりに新しい店ができると、その常連さん達が流れていくから、大宮は、「全体が壺味だ」と言ってもいいほどなのだ。

 

店は、通りに面してオープンになっている。

たこ焼き壺味

なので特に夏場は、道で飲んでいるような気分になり、街飲みの醍醐味を満喫できる。

ちょっとした一品から、たこ焼きや、お好み焼き、焼きそばなどなど、料理はどれもおいしくて、またそれがゆっくりと、ていねいに焼かれるから、焼くのを見ながら飲んでいると、気分が落ち着く。

特にスゴイのは「ねぎ焼き」で、これは富士山かと思うほどの山盛りに盛られた九条ねぎを、30分以上の時間をかけて、ペシャンコになるまで蒸し焼きにする。ネギのうま味が凝縮されているわけで、きのうはこれを食べようかと思っていた。

しかしきのうは、残念ながら、団体の予約が入っているということで、ビールを一杯だけ飲んで、すぐに出なくてはいけなかった。

 

そこで、次に行ったのは「ピッコロ・ジャルディーノ」。

ピッコロ

「イタリアンバル」という位置づけで、四条大宮ではもっともオシャレな店の一つだ。

料理はやはりどれもうまく、しかも値段は安い。グラスワインは、360円。

ピッコロ

この、マスターが特別に調達するでっかい牡蠣の、香草パン粉焼きも、400円。

 

久しぶりだから、

「高野さん、どうしてますか?お元気ですか?」

と、心配される。それで手短に、近況を報告する。

この店は、マスターも従業員も、お客に細かく気を使う。話題も提供しながら話しかけてくれるので、一人で行っても寂しい思いをすることはないはずだ。

 

グラスワインを2杯飲んで店をでて、次に行ったのは、立ち飲み「てら」。

立ち飲み「てら」

この店は、2階建て飲み屋アパートの奥まった場所にありながら、いつもお客さんが密集している。椅子で座れば6席分ほどのカウンタースペースに、15人くらいいることも珍しくない。

 

それもそのはず、この店は、料理がどれも、おいしくて、安い。

立ち飲み「てら」

看板料理は「鶏のお造り」で、これはわざわざ遠方から、それを食べるために来る人がいるほどうまい。その他には、焼き鳥、串カツ、などなどで、どれを食べてもまず後悔することはないはずだ。

 

きのう食べたのは、まずスパゲティー・サラダ、100円。

立ち飲み「てら」

 

豚の天ぷら、250円。

立ち飲み「てら」

 

どちらも量もたっぷりあって、考えられない料金だ。しかも実にうまいのだから、お客さんが来ないはずがない。

 

飲みながら、顔見知りの常連さんとも、少し話す。

立ち飲み「てら」

もちろんまずは、不在を詫びるところから始めないといけないのは、言うまでもないことだ。

そのうち、常連客の女性の一人が、年明けから、おなじ飲み屋アパートの2階で店を始めることが分かった。てらと同様、立ち飲み屋だとのこと。

これを仲間のお客さんはもちろんのこと、大将も応援している。これはスゴイことだと、あらためて思った。

 

すぐ近くで、おなじような種類の店を、その店の常連さんが始めるわけだから、大将にとっては、ある意味で商売敵だともいえる。自分の店に来てくれていたお客さんも、大勢が新しい店へも行くだろう。

でも大宮の飲み屋の店主は、それを積極的に応援するのだ。これまでにも、おなじように常連さんだった人が、やはりおなじ大宮で店を始めたのを、おれも2軒、知っている。

 

普通なら、自分のお客さん囲い込んでもおかしくはないところ、そうして店主が新しい店を応援するから、大宮は風通しがじつにいいのだ。多くの常連さんが店を巡回しながら飲み歩き、それを後押しするために、大宮の店はチャージも取らない。

それにより、大宮の飲み屋街は、全体が一つの飲み屋みたいになっている。「屋台村」みたいなのだ。

しかもそれが、規約などによって定められているわけではない。

それぞれの店の店主の、捨て身の心がけによって維持されているわけで、これはほんとに、スゴイことだと思う。

 

おれはべつに、全国の飲み屋街を津々浦々まで知っているわけではない。

でもこの大宮のような飲み屋街は、珍しいのではないだろうか。

 

冷酒と、さらに焼酎を飲んで、てらを出た。もうすでに、いっぱいいっぱいだったから、あとはラーメンを食べて帰ることにした。

行ったのは、大宮から堀川通を渡ったところにある、「麺対軒」。

麺対軒

この店は、おれのようなおっさんが行くには、このあたりでは一番いい。

 

何しろまず、店がそれほど小ぎれいではないのがいい。ピカピカときれいなラーメン屋は、やはりどうも落ち着かない。

おまけに、かかっているBGMが、昭和歌謡。懐かしい曲ばかりが流れるわけで、まさに「おっさんのための店」といえるのだ。

 

酒のつまみも、わりかし豊富。だからここで、まず2~3杯飲み、最後にラーメンで締めるという使い方も、十分アリだ。

でもきのうはすでに、酒は十分だったから、いきなりラーメン。

麺対軒

それに半チャーハンがついたセットで、900円。

 

ラーメンは、京都のもっとも古いラーメン「新福菜館」の流れを汲んだもの。

麺対軒

チャーシューも「これでもか」とばかりにたくさん入って、これだけでも十分、お腹は膨れる。

 

でもきのうは、さらにチャーハン。

麺対軒

これがまた、うまいのだ。

味つけに、ラーメンのタレを使っている。濃厚なコクがあり、この店は、チャーハンを食べるために来る人も多いと思う。

 

ラーメンとチャーハンで、死ぬほどお腹が一杯になって家に帰った。酒もいつも以上に飲んでいるから、フラフラだ。

でも外で飲めば、やはり色んな店へ行ったり、色んな物を食べたりしたくなる。

多少の飲み過ぎ、食べ過ぎは、仕方ないのだ。

 

今日からは、仕事もしてよ。

麺対軒

そうだよな。

 

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