9月16日強行採決予定日の新横浜シットイン、雨の国会前抗議

2015/09/18

新横浜シットイン

きのうは、戦争法案・強行採決に反対する、新横浜でのシットイン、そして、国会前での雨の中の抗議に参加した。市民が、自分たちが望む政策を実現していくために、これらの活動こそが重要だと、今おれは実感している。

 

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安保法案の審議はまさに大詰め。きのうは新横浜で地方公聴会が開かれ、参議院議員はそのまま国会に戻って特別委員会で即日の強行採決、そして今日、本会議で採決されることが予定されていた。

新横浜での地方公聴会が決まるとすぐ、ツイッター上でカウンターの人たちから「シットイン」が提案された。

 

シットイン(座り込み)は、市民が暴力を使わずに(非暴力)、抵抗・抗議の姿勢をしめす(不服従)のに効果的な方法だとのこと、アメリカの黒人が人種差別の撤廃を目指した公民権運動でも、多く使われたのだそうだ。

日本でも、60年安保のころはシットインがされたと思うし、現在だと沖縄・辺野古での抗議で行われているようだ。

 

カウンターの人たちが初めにシットインをしたのは、2013年9月8日の新大久保だったらしい。差別主義者のデモが新大久保に入ってくるのを、多数のカウンターがその前で寝転ぶことによって阻止した。

シットインを、警官は排除しようとする。しかし大の大人が、体の力を抜いてグニャッと寝転んだのを運ぶには、手足それぞれを持たないといけないから、4人の警官が必要だ。またシットインする人も、排除されても隙を見て、すぐにシットインに復帰する。

 

そのためシットインを排除するには警官が何人いても手が足りず、市民は暴力を使うことなく、何かを妨害することができる。

この時の差別デモも、結局新大久保の韓国人街エリアに入れず、それ以来、新大久保では差別デモが行われなくなったようだ。

 

カウンターの人たちは、このシットインを一昨年、秘密保護法が強行採決されようとした時、および今回の安保法案も、衆院での強行採決時、どちらも地方公聴会の場で行ったのだそうだ。

地方公聴会へは、その会場まで国会議員が出向くことになる。その帰りをシットインで妨害すれば、国会に議員が戻って審議が始まるのを遅らせることができる。

審議の成り行きは、時々刻々変わっていくものだから、その開始を遅らせれば、審議に影響を与えられる可能性もあるわけだ。

 

新横浜で行われるというそのシットインに、おれは「行かなければいけない」と思った。

東京まで行くことは、金も時間もかかるから、今のおれにとってはけっこうキツイ。なので8月30日の国会前には参加して、あとは関西でのデモに参加しようと思っていた。

 

しかし、シットインは、警官とのうまいやり合いが必要とされるものだ。警官の隙を見て動いたり、またあまりやり過ぎて逮捕されないよう、気を使わないといけない。

おれは差別主義者へのカウンターに度々参加し、警官との間合いの取り方について、まったく経験がない人に比べれば、知っている。その経験を、今こそ活かすときだと思った。

ギリギリまで迷ったのだが、やはり行かないと後で後悔する気がして、夜行バスを予約した。

 

バックにトラメガと、身の回りのものをちょっと入れて、家を出て、朝8時半に新宿到着。

 

朝飯は、晩飯につづいて「ニラ」、レバニラを食べることにした。

デモに参加するには、やはりスタミナが必要なのだ。

 

新宿には、朝っぱらからがっつりレバニラを決められる店がある。

 

電車に乗って、新横浜。

地方公聴会は、新横浜駅前のプリンスホテルで行われることになっている。

議員が到着するまでの1時間ほど、プリンスホテルのまわりを歩きまわった。入り口は数ヶ所あるが、警察の警備の様子を見ても、議員は正面玄関か、裏手の駐車場入口か、どちらかから入ってくると思われた。

 

議員が到着すると、やはり車は、裏手の駐車場入口から入っていった。カウンターの人たちは、帰りもここから出てくると判断したようだ。

公聴会が始まると、駐車場入口でコール開始。

付近はもちろん、大勢の警官が警備している。

 

シットインに加わるつもりのカウンターの人たちは、コールには加わらず、そこから少し離れた脇道に待機していた。駐車場出入口前の道は一方通行だったから、車は駐車場を出ると、その脇道の前を通ることになる。

東京のカウンター勢については、おれはまだ、ツイッター上以外ではほとんど知らない。でもそれらしい人たちを脇道に見つけたので、おれもその後ろに一緒になって待機した。

 

脇道から、その先の交差点まで50メートルほどの距離がある。

まず先頭が脇道のところから飛び出し、さらにその後ろが連続的に出て行って、波状にシットインを仕掛ける計画のようだった。

 

公聴会が終わり、いよいよ議員の車が出てきた。先頭にいたカウンターの人たちが、警官の隙を突いて道に飛びだす。

警官は、まさかシットインするとは予想していなかったようだ。虚を突かれ、懸命に排除しようとするが、後から後から人が出てきて追いつかない。

 

すぐに数十人という人たちが、路上に寝転ぶこととなった。

 

おれは先頭グループの後ろに待機していたが、警官に阻まれて出られなかった。

そこで後ろに回って、最後尾に寝転んだ。

 

最後尾だったから、まっ先に排除のターゲットになるわけで、すぐに手と足を4人の警官に掴まれて、道端に連れられる。でも警官は、寝転んだ人を排除するので手一杯、沿道の人が道に出ないように規制ができない。

それでおれも、すぐにシットインの場へ出て行って、都合3回、寝転んでは排除されをくり返した。

 

警官はシットインした人たちをなんとか排除、道端に車がギリギリ通れる隙間を作り、そこから議員の車を通した。

その頃には、あらかじめシットインしようと思っていた人だけでなく、シットインしたのを見て加わった大勢の人がいた。

 

その大勢の人達が、議員の車を追いかけて、警官ともみ合いながら、前に出ては排除されをくり返す。

 

結局このシットインで、議員の車が出発するのを、1時間以上遅らせることができた。

 

しかしこのシットイン、ただ単に、国会での審議の開始時刻を遅らせるだけには留まらなかった。

民主党をはじめとする野党の議員に、「与党に徹底抗戦しなければならない」と、腹を決めさせたようなのだ。

 

 

野党は今、あらゆる方法を使い、審議の引き伸ばしを図っている。特別委員会ではたった今、あり得ない無法なやり方で強行採決されてしまったが、当初予定されていたきのうでの採決を、大きく遅らせることができた。

参院本会議の採決が明日以降に引き伸ばせれば、潮目が大きく変わる可能性があるとのこと。これからまだ、様々な紆余曲折の可能性があるようだ。

 

野党は今、安保法案の今国会での成立に反対する、6割の国民と連帯している。

それを作り出すのに至ったのは、他でもない、市民による運動の力なのだ。

 

きのうは新横浜でのシットインが終わってから、国会前へ向かった。

雨の中、SEALDsを初めとして多くの人が集まって、深夜まで抗議をつづけた。

 

デモは、決してムダではない。

これこそが、市民が自分たちが望む政策を実現していくために、最も重要なことなのだと、今おれは実感している。

 

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