キャベツといえば、やはりケチャップでもなく、甘酢でもなく、ウスターソースです。そこで、キャベツと厚揚げのウスターソース煮。
ケチャップ煮
キャベツと豚肉の巻かないロールキャベツ的ケチャップ煮込み|男の料理教室ブログ
と具材などはほとんどおなじで、調味料をお置き換えただけのものです。
上のレシピでケチャップのところをそのままウスターソースに置き換えるのが一番簡単なんですが、今回はウスターソースを自分で調合しています。
何しろ、ウスターソースとはもともと醤油を使っていたという衝撃の事実!日本のウスターソースが醤油を使っていたのはまだわかるにせよ、本家本元である英国リーアンドペイリン社製のウスターソースにも、中国醤油が使われていたのだそうです。
ウスターソースの起源については、近代食文化研究会『お好み焼きの戦前史』に書いてあります。この本、お好み焼きやソース焼きそば、ラーメンなどの成立の経緯について資料をもとに実証的に書かれていて大変おもしろいので、興味がある人は読んでみてください。
それで、そのウスターソースとは、「醤油、酢、(みりん)、香味野菜、香辛料」だったとのこと。香味野菜はにんにくとショウガ、香辛料は唐辛子(豆板醤)とコショウでとりあえずOKなので、ウスターソースは既製のものを買うよりも自分で調合した方が、味が自分の好みにできていいです。
レシピを下に載せておきます。キャベツは、いうまでもなくウスターソースとの相性はバッチリなので、このウスターソース煮、大変ウマイですYO!
キャベツと厚揚げのウスターソース煮のレシピ
1. 豚肉を炒める
フライパンに、
・ゴマ油 大さじ1
・にんにく 1かけ(みじん切り)
・ショウガ 1センチ大(みじん切り)
・豆板醤 小さじ1
を入れて中火にかけ、1~2分炒めて味をだしたところで、
・豚こま肉 100グラムくらい(食べやすい大きさに切って塩コショウと酒それぞれ少々をもみ込み、片栗粉小さじ1をまぶし付ける)
を入れ、3~4分、豚肉に火が通るまでじっくり炒める。
2. 野菜を順に炒める
豚肉に火が通ったら、
・タケノコ穂先水煮 4分の1本(3ミリ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)
・厚揚げ 2分の1パック程度(1センチ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)
を入れ、1~2分炒めて油をからめ、
・キャベツ 4分の1個(ざく切り)
を入れてキャベツがしんなりとしてくるまで1~2分炒める。
3. 調味料とスープで煮込む
キャベツがしんなりとしてきたら一度火を止め、
・紹興酒 大さじ1
・醤油 大さじ1
・酢 大さじ1
・みりん 大さじ1
・オイスターソース 小さじ1
を入れて再び中火をつけ、さっと炒めて味をなじませる。
・水 50cc
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・コショウ 4~5振り
を入れ、フタをして、キャベツがしんなりとするまで弱めの中火で2~3分煮込む。
4. ニラを加えてトロミをつける
再び火を止め、
・片栗粉 小さじ1
を振り入れてよく混ぜ、
・ニラ 4分の1束など(ざく切り)
を入れて中火をつける。1分ほど混ぜながら炒めてトロミがついたら、皿に盛る。
粗挽きコショウをかけて食べる。