『酢豚』を家庭でしょっちゅう作る人って、あまりいなさそうな気がするんですけどどうでしょう?だいたいまず、角切りにした豚肉を揚げないといけないという時点で家庭ではハードル高いですよね。それから、小うるさい旦那がいたりすると「酢豚にはパイナップルが入っていないと……」などと言い出しそうで、なおさらハードルが高くなったりとか。
ただし、酢豚のタレは、ケチャップにしょうゆやオイスターソース、酢などを混ぜて作ればいいだけなので、本格的なのが比較的簡単にでき、しかもわりとほかにはない味なので、料理のバラエティを増やす意味でも利用しない手はないですよね。
というわけで、今回は『卵が主役の酢豚』です。
酢豚のタレは本格的に作り、ピーマンやタケノコ、玉ねぎなどの酢豚に定番の野菜も定石どおり使います。
ただし、豚肉はコマ肉をふつうに炒めます。それだけだとちょっとインパクトに欠けるので、さらに卵の炒めたのも加えたというものです。
卵はケチャップ系の味とバッチリと合うわけですよね。なので、この『卵が主役の酢豚』は通常の酢豚より、圧倒的に手軽にできながらむしろおいしいくらいです。
「卵の炒め物」として考えても、非常にレベルが高いものとなっているので、特に卵好きの人はぜひ試してみてください!
卵が主役の酢豚 レシピ
1. ピーマンと玉ねぎを下炒めして皿に取出す
フライパンに、
- サラダ油 小さじ1
- ピーマン 1個(1~2センチ幅程度の食べやすい大きさに切る)
- 玉ねぎ 4分の1個(1~2センチ幅程度のくし切りにする)
を入れ、中火で1~2分、「まだ固いかな」という程度にサッと炒めて皿に取出しておく。
2. 卵を炒める
あらためて、フライパンに、
- サラダ油 小さじ1
を入れて中火にかけ、フライパンが温まったところで、
- 溶き卵 2個分
を流し入れる。しばらくそのまま放置して、「8割方固まってきたかな」というところで大きく返し、3~4センチ大の大きめに切り分けてしっかりと火を通し、皿に取出しておく。
3. 豚肉とタケノコを炒めて煮込む
フライパンはサッと洗って水気を拭き取り、
- サラダ油 大さじ1
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- ショウガ 1センチ大くらい(みじん切り)
- 豆板醤 小さじ1
を入れて中火にかけ、1分くらい炒めて味を引出す。つづいて、
- 豚コマ肉 100グラムくらい(食べやすい大きさに切って塩コショウおよび酒それぞれ少々をもみ込み、片栗粉小さじ1くらいをまぶし付けておく)
を火が通るまでじっくり炒める。
- タケノコ穂先水煮 4分の1(3センチ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)
を加え、さらに1分くらい炒めて味をなじませ、
- 紹興酒 大さじ1
- ケチャップ 大さじ2
- 酢 大さじ1
- みりん 小さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- オイスターソース 小さじ1
- コショウ 2~3振り
を入れてひと混ぜしたら、
- 水 50cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
を入れて弱火にし、コトコト5分くらい煮る。
4. ピーマンや卵をもどして仕上げる
強火にし、皿に取出しておいたピーマンと玉ねぎ・卵をもどす。全体を返しながら1分ほど炒め、ピーマンや卵が温まり、タレがよく絡まったら皿に盛る。