昨日は三条会商店街毎年恒例の夜店に顔を出し、出店をあれこれ眺め歩いた。
その後友達と食事をし、くつろいだ時間をすごしたのである。
三条会商店街は、京都の商店街の中でも「最も活発」とも言われていて、30代の若手店主が中心となりながら、毎月のようにあれこれイベントが行われている。
「夜店」もそうしたイベントの一つで、毎年今頃の時期の日曜日に行われるものなのだが、今年は特に三条会商店街が振興組合を法人登録してから50周年に当たるということで、朝から様々なイベントが大々的に行われていた。
ちなみに三条会商店街は、組合が結成されたの自体は、大正時代なのだそうだ。
全国的に、スーパーに押されて元気がなくなる商店街が多い中、こうして店主が創意工夫をしながら自ら頑張り、こうして長い間、活気を保ち続けているというのは、凄いことだといつも思う。
本当は昨日はぼくも、お昼過ぎのイベントからは顔を出したいと思っていたが、あれこれバタバタとしているうちに午後遅くになってしまい、昼のイベントはあきらめ、夜店だけを見物することにした。
さらに夜は、食事の予定が入っていたので、あまり長い時間いられず、酒も控えないといけなかったのは、残念といえば残念だった。
夜店では、出店があれこれ出るのだが、テキ屋の屋台は一つもなく、すべて商店の人達が、自前で手作りしたものばかりだった。
商店の人達にとってみれば、平日は店を開け、本当はゆっくり休めるはずの日曜日に、こうしてさらにイベントに加わらなければけないのだから、お疲れのことだろうと思うけれども、その苦労が、こうしてたくさんの人が商店街に足を運ぶことにつながり、実を結んでいるわけだ。
商店街にあるスーパーも、地元密着型の店は、イベントに協力している。
スーパーと商店街は、敵対関係にあることが多いわけだが、こういう光景を見るのは微笑ましい。
飲食とは関係ない店も、あれこれと出店を出していた。
これは自転車屋が出すかき氷の店。
いつも行く魚屋、「ダイシン食料品店」も、自分のところで売ってる魚を料理した出店を出す。
ここは出店を出すと、いつも行列ができる。
それもそのはず、おいしそうな食べ物の数々・・・。
しかもどれも、値段が安い。
ぼくもホタテ焼き150円を買ってみた。
ホックリとやわらかくて、さすがうまい。
山崎豆腐店ではところてん。
この豆腐屋は、自家製の「豆腐ドーナツ」や「豆腐ソフトクリーム」なども売っていて、それもうまい。
八百屋「玉弁」では、三人娘がとうもろこしとフランクフルトを焼いていた。
これは残念ながら、この後食事しないといけなかったため試食できず。
靴修理の「凜靴」では、魚介とイモのアヒージョを出している。
いい匂いがしたので試しに食べてみると、ニンニクが効いて、うまかった。
夜店を一通り眺めた後、待ち合わせをして、食事に出かけた。
行ったのは、阪急大宮駅東側にある不二家のビル2階にある、「鳥獣戯画」。
ここは何かと話に出てくる店で、前から行ってみたいと思っていたが機会がなく、昨日が初めて。
大宮の飲み屋としては古株で、10年以上前からやっていて、その当時は、12時を過ぎても開けている店はここ一軒だったのだそうだ。
お通しはオクラ白和えと里芋とタコの煮付け。
マグロ刺身。
いくら醤油漬けとつぶ貝煮物。
しめ鯖。
どれもきちんとうまい。
差しつ差されつなどということもしてみたり・・・。
マスターは、たぶんぼくと同世代の、ちょっと「トトロ」にも似たやさしい雰囲気の人。
話も面白く、いい感じの店だった。
これだけ食べて、お酒もフルに飲んで、お勘定は2人で7000円弱。
値段も悪くないと思う。
鳥獣戯画の後は、いつもの「Kaju」。
まずは「京永野赤ぶどう酒」。
これは賞味期限が一週間ほどの、完全無添加の赤ワインで、ぶどうジュースのようで大変うまい。
それから屋久島のラム酒。
スッキリとしていながら味わい深い。
ツマミは、カジュさん特製のキムチ。
さらに水キムチ。
カジュさんのキムチは、ニンニクよりもショウガをたくさん使っているようで、日本人には大変うまい。
友達とはここで別れたのだが、ぼくはまだ腹が減っていたので、ラーメン屋「香来」へ。
ここのラーメンは、このあたりのラーメン屋としてはうまいと思う。
同じ場所で前にやっていたチェーン店の店員が、独立して始めたと聞く。
でも前のチェーン店の時よりも、今の方が断然おいしい。
まずはチューハイ。
それに餃子。
皮薄め、ニラ多めのタイプだが、これはこれで、なかなかうまい。
昨日はラーメンをどれを頼むかかなり迷った。
ここは普通のラーメンも、「背脂醤油系」でかなりおいしく、それでも悪くはなかったけれど、昨日は腹も減っていたし、せっかくだからまだ食べたことがない、「香来麺」を行ってみることにした。
店員に聞くと、「香来麺」と「台湾ラーメン」は、どちらも辛口のラーメンで、違いは、もやしなどの具が、台湾ラーメンは茹でたものが入っているのに対し、香来麺は炒めて入れることなのだそうだ。
この香来麺の、「野菜多め」を注文してみることにした。
ラーメンが到着してビックリ。
すごい大盛り。
しかし大盛りなのは、ほとんどはもやしだから、別に余裕で食べられた。
麺は平打ち麺でコシがあり、ピリ辛のスープも、コクが合ってなかなか良かった。
家に帰ってシャワーを浴びて、さらに日本酒ロックを一杯。
今日はあれこれ満喫した・・・。
「さすがにそろそろ、仕事もきちんとしないとね。」
明日からは心を入れ替えるよ。
スポンサーリンク
◎お店情報