手軽にでき、腹にもたれずなおかつウマイ、朝食やブランチむきの一品。生米を、洗わずにそのまま使うのがうまさの秘訣だ。
「朝粥」という言葉がある通り、体がまだ完全に起きていない朝食べるのに、消化のいいおかゆは最適。つくるのに、冷ご飯を使ってもいいけれど、生米から炊くとやはりうまい。
特に洋風がゆであるリゾットは、生米を炒め、油をしみ込ませてから炊く。それにより、やや芯が残ったアルデンテの状態に仕上がるのが持ち味だ。
炒めてしまえば、炊いていある間はすることはないから、ほかの用事をしていればいい。朝の忙しい時間にも適した料理だ。
リゾットは、ソーセージを使うのは一つの定番なのだけれど、今朝はここにキムチを加えた。使う油もゴマ油にすれば、キムチチャーハンっぽいリゾットになり、これがまた大変ウマイ。
つくり方
リゾットは、まずは弱火でじっくりと材料を炒めることがポイント。それにより、うまみを油に溶けこませ、さらにそれを米に吸わせる。
加えるのは水でもいいが、アルデンテにするためには熱湯でないといけない。
水の量は、下のレシピでは米の4倍量なのだけれど、好みで5倍量にした場合でも、炊き時間はおなじでいい。
鍋に、
- ゴマ油 大さじ1
- ニンニク 1かけ (みじん切り)
- ソーセージ 2本 (3ミリ幅くらいの小口切り)
- キムチ ソーセージと見た目同量か、それよりちょっと多いくらい
を入れて弱火にかけ、5分ほどじっくり炒めて水気を飛ばし、味をひきだす。
洗っていない生米・2分の1カップを加え、さらに2~3分、米が油をすって透き通った感じになるまで炒める。
- 熱湯(めんどうだったら水でも悪くはない) 2カップ
- 酒 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 薄口しょうゆ 小さじ1
- オイスターソース 小さじ1
を加えて中火にし、煮立てながら1分ほど、鍋をゆすって米がそこにくっついてしまわないようにする(スプーンなどで混ぜると粘り気がでるので注意)。
弱火にし、「25分」炊いて、蒸らしたりせず器によそう。
粗挽きコショウとパルメザンチーズをかけて食べる。
これは、ウマイ……。
やや芯の残った、プリプリの米は、694回くらいは死ぬ。
ソーセージとキムチの相性もバツグンだ。
ただし今朝は、酒は飲まなかったのだ。朝だからと日和ってしまった感じがして、それはそれで後悔した。
「それでいいんだよ。」
そうだよな。