ペペロン焼きそばを作ろうと思ったら、赤唐辛子を入れ忘れたというやつ。ところがこれが、またウマかった。
焼きそばは作るのが簡単で、しかも酒に最高に合うから、昼酒の友として打って付けなのである。味つけはソースが定番となっているけど、それよりはしょうゆ味の方が酒には合う。
これはそのしょうゆ焼きそばの洋風バージョン。
本当は、「ペペロン焼きそば」を作ろうと思ったのだ。焼きそばとパスタは原料も同じだし、ほとんど似たようなものだから、ペペロン焼きそばがうまいのは間違いないのだ。
ウインナーとキャベツをメイン具材とし、作り始めたのはいいけれど、赤唐辛子を入れるのを忘れてしまった。
「失敗したな・・・」
そう思ったのだけれど、これはこれで、大変うまかった。
考えてみたら、ペペロンから赤唐辛子を抜いた、オリーブオイルとニンニク・塩の味つけは、スペイン料理では基本の味つけだったりするのだ。
そこでこの焼きそばを、「スペイン風」と呼んでみることにした次第。
(しかし決してスペイン人が焼きそばを食べるわけではないことには注意しよう)
肉と野菜を炒めて味をつけ、さらに麺を炒めるというだけだから、作るのは大変簡単。
麺をよく炒めるのがポイントだ。
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 1かけ (みじん切り)
- ウインナー 2~3本 (斜め切り)
を入れて弱火にかけ、2~3分じっくり炒めて味をひき出す。
- キャベツ 1~2枚 (ざく切り)
- 玉ねぎ 4分の1個 (5ミリ幅くらいに切る)
- ピーマン 1個 (食べやすい大きさに)
を入れ、弱めの中火でさらに1~2分、キャベツがちょっとしんなりとしてくるまで炒める。
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 薄口醤油 小さじ1
を入れてサッと混ぜ、焼きそば用中華麺・1人前を入れる。
汁気を吸わせながら麺を箸でほぐし、
- 塩 少々 (味をみて)
- 粗挽きコショウ たっぷりめ
に入れて、2~3分かけてじっくり炒め上がる。
ソーセージとキャベツにオリーブオイルという組合せがまた黄金。
昼ワインとかにもいいのではないかと思う。