きのうまた飲み過ぎて、今朝は迎え酒をした。
迎え酒をバカにしてはいけなかったのである。
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きのうはまた、深酒をしたのである。
関西電力・京都支店前での反原発・抗議行動に出かけた。
大宮の飲み屋で知り合った友だちが、これに毎週参加していて、「4月は在特会のデモが関西では予定されていないから、こちらに一度は参加する」と約束していたのだ。
トラメガは、もちろん持参。
「原発やめろ!」も、トラメガを通してだと威力がちがう。
抗議が終わり、誘われて鉄板焼きパーティーへ。
用心は、していたのだ。このところ深酒が続いている。
深酒をすると、酒がそれほど強くないおれは、翌日に酒がのこって一日を棒に振る。飲んだ日に仕事ができないばかりか、その次の日も仕事ができなくなるから、生活が成り立たなくなるのである。
それでちまちま、ビールを飲んでいたのに、うまい日本酒があったのだ。
注がれれば、それはやはり飲むだろう。
けっきょく5~6杯飲み、帰って寝たのは2時になった。
10時ごろ目が覚めると、フルに酒が残っている。だいたいいつも、この残った酒があるていど醒めるまで、布団から出ることができない。
出勤しないといけないとか、何か用事があるとかいえば、仕方なく動きもするだろうが、こちらはさすらいの自由業。しかも一人で暮らしているから、べつに何もしなくても、怒られたりとか迷惑をかけたりとかすることはない。
それで体が動く気になるまで、ダラダラすることになるわけだ。
しかし頭は、「それではいけない」と分かっている。さすがにダラダラとしてばかりでは、食べていくことができない。
そこで、実はおとといのこと、二日酔いでもすぐに動き出すことができる、いいやり方を見つけたのだ。
迎え酒。
もちろん、二日酔いには迎え酒が王道であることは承知していた。酒を一杯飲むことで、二日酔いの気持ち悪さがスッとなくなる経験も、したことはある。
しかし何となく、そうして体内のアルコールを増やしてしまうと、それが抜けるまでには時間がさらにかかることになり、一時しのぎになったとしても、事態をさらに悪化させるだけではないかと、これまで迎え酒を舐めていたのだ。
しかし、それは間違いだった。
二日酔いで残っているのは、きのうの酒だ。だから酔った状態であるとはいえ、体はそれを楽しめず、「早く抜いてしまいたい」と後ろ向きになっている。
ところが迎え酒をすることで、「ふつうに酔った、気持ちがいい状態」にもどるのだ。いわば過去を断ち切り、未来に目が向くようになると言ってもいいだろう。
ふつうに酔った状態なら、シラフの時ほどではないにせよ、それなりに行動することはできる。
べつに布団で寝たままにならなくても、支度をしたり、家を出たりすることができるのだ。
迎え酒は、「酒飲みの知恵」といってもいいだろう。
やはり知恵は、たとえ酒飲みのものであっても、バカにしてはいけなかったのである。
「肝臓が泣いてるよ。」
そうだよな。
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カウンターは理解するのに時間がかかるが、だからこそ、取り組む価値があると思うのだ