チェブ夫の黒目を塗ったのである。
チェブ夫の黒目が剥げてきていることについては、前々から何度も指摘を受けてきて、「塗ろうか」と思ったことも、もちろんある。別に塗るのは簡単な話で、サインペンでチョチョッとやればいいだけのことだから、5分もかかるわけではない。
しかしぼくには持論があったのだ。
「チェブ夫は、目が剥げている方がかわいい・・・」
剥げている部分がちょうど「星」のような役目を果たし、目がキラキラとして見える。
それでこの1年ほど、何度指摘を受けても、頑として塗らなかったのだが、きのうはとうとう、読者の人が、
「チェブ夫の黒目が剥げているのが、かわいそうに思えてきた」
と、ツイッターに投稿しているのを見かけた。
同じことを、前に知り合いに言われたこともあったのだが、見ず知らずの読者の人が、ツイッターに投稿するくらいなのだから、チェブ夫はよっぽどかわいそうだったのだろう。
ぼくとしても、「かわいそう」と見られてまで、持論を押し通すつもりはない。
そこでとうとう、きのう、チェブ夫の黒目を塗ったのである。
塗ってみると、思ったほど、かわいくないわけではない。
こないだは風呂にも入れたし、
きれいになってよかったのである。
「ぼくのこと大事にしてよ。」
そうだよな。
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