モテ期はこのまま何事もなかったかのように終わってしまう気がするのである。

スピナーズ もろもろ

きのうは京都大宮へ飲みに出た。

スピナーズ

モテ期は、このまま何事もなかったかのように終わってしまう気がするのである。

 

 

ぼくが「モテ期」に入っていることは、間違いないように思われるのだ。ちょこちょこと、女性から声がかかってくる。

きのうもイスラエルに住むフィリピン人の女性から、「チャットの友達になってくれないか」と、フェイスブックのメッセージが舞い込んできた。日本人と友達になりたいらしく、あれこれと声をかけているらしい。

ぼくはチャットは苦手だし、イスラエルは遠距離恋愛をするにもあまりに遠すぎるから、ていねいにお断りさせていただいたのだが、これもモテ期の、一つの現われにちがいない。

 

ところが声がかかってくる割には、こちらから踏み出そうと思うと、むずかしい。

モテ期なはずなのに、手応えが、あまり感じられないのである。

 

きのうも6時ごろ仕事に切りが付き、すると猛然と、飲みに出たくなった。せっかくのモテ期なのだから、家で燻っていてはいけないだろう。

「どこかで女性と出会いがあるかも知れない、、、」

期待は膨らむわけである。

 

そこで出かけたのは、まずは、立ち飲み「てら」。

てら

酒は寒かったから、焼酎お湯割り。

 

ツマミはいつも通りのスパサラと、

てら

 

豚天を食べる。

てら

いつも通り、うまかった。

 

しかしお客さんは、ほとんどが男性と、年配の女性に既婚者ばかり。

出会いの糸口は、見つからない、、、

 

気を取り直して、たこ焼き「壺味」。

壺味

酒はここでも、焼酎お湯割り。

 

ツマミはたこ焼き。

壺味

外はカリッと、中はモッチリの焼き加減に、かけられた甘辛のソースがうまい。

 

しかしここでも、お客さんは、ほとんどが男性、および非常に年配の女性、既婚者。

やはり糸口は見つからない、、、

 

イタリアンバル「ピッコロ・ジャルディーノ」へも行ってみた。

ピッコロ・ジャルディーノ

赤ワイン。

 

つまみはスパニッシュオムレツ。

スパニッシュオムレツ

ほくほくのジャガイモがたっぷりで、これまたうまい。

 

しかしカウンターにいるのは、カップル2組。

どうしようもない、、、

 

そしてスピナーズ。

スピナーズ

ライム酎ハイ。

 

スピナーズは、金曜の夜ともなれば、男女で賑わっているものである。

ところがきのうは、男性ばかりが何人か、、、

 

金曜だから、スタートが遅いことはある。

まだ9時過ぎだったから、もう少し待機すれば、人もあれこれ来るかもしれない。

 

でもぼくは、すでにベロベロだったのである。

寒いからと思って、焼酎のお湯割りを飲んだのがいけなかった。

酎ハイを、一杯飲んだらもうグロッキー。10時過ぎに家に帰り、そのまま布団に入って寝た。

 

一事が万事、この調子。

このまま行ったら、せっかくのモテ期も、そのうち何事もなかったかのように、終わってしまう気がするのである。

 

「だから」というわけでもないが、ネコに餌付けをすることにした。

ネコ

家のまわりに、毎朝やってくる野良ネコがいる。

窓の先にある塀の上を歩くから、こちらと目が合うことが多く、顔なじみになっていた。

近所では、野良ネコに竹輪などをやる人をときどき見かける。「ぼくもやってみたい」と、前々から思っていたのだ。

 

おととい初めて、ネコが塀の上を通りがかったとき、用意していた竹輪をやってみた。

あまり近くでは警戒するだろうと思ったから、庭の真ん中へんに、竹輪をぽんと投げてみる。

ネコはしばらく、その竹輪と、ぼくの顔とを見比べる。やがてノソノソと、庭の隅に降りてきて、それでもまだ、ぼくの顔と竹輪をいく度も見比べている。

 

そのうちゆっくりと竹輪に歩み寄ると、前足で竹輪を起こす。においを嗅ぎ、やおらむしゃむしゃと食べ始めた。

半分ほどを食べると、お腹が一杯になったらしい。

ネコ

半分の竹輪を残したまま、ぼくを一瞥、塀へささっと駆け上り、すたすたと立ち去った。

 

ぼくのエサを食べることがわかったので、きのうはキャットフードと、専用の皿を用意した。

やはりずいぶん長い時間、ぼくじっと凝視して、様子をうかがった末に、おずおずと近寄って、食べ始める。

ネコ

 

うまそうに食べているから、今度は全部食べるかと思ったら、2粒だけ、残していった。

ネコ

 

女性はともかく、ネコとはどうやら、距離を縮められそうである。

とりあえず、「モテ期の成果」と思っておくことにする。

 

「ぼくも仲良くなりたいな。」

チェブ夫

そのうちな。

 

 

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京都大宮で暮らすのは何とも幸せなことである。
 

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