【日々雑感】青椒肉絲 大根

反和食レシピ

きのうとおととい2日連続で作ったのが、青椒肉絲のアレンジ料理である「青椒肉絲 大根」です。

これ、まじでウマイすよ。青椒肉絲のピーマンと大根を置き換えたもので、レシピはこちらに載せています。

大根を炒めるって、中華料理屋であまり見ないメニューであるため、これまでほとんどやらなかったんです。でも、考えてみたら、大根の皮をちりめんじゃこと一緒にしょうゆで炒めるのは、大根の皮の処理法として定番中の定番ですよね。実際、中国でも家庭では大根を炒めるみたいで、ウー・ウェン『大好きな炒めもの』には「大根とちりめんじゃこの炒めもの」が載っています。

大根は、豚角煮と合わせたりもするわけで、しょうゆとはもちろんのこと豚肉とも相性はとてもいいんですよね。普通は煮物にするわけですが、これを炒めると実にウマイ!水を使わず直接醤油で煮ますので、煮物より強く味が入ります。それに、大根を煮物にすると、下ゆでし、それから味を入れて煮て、最低でも30分はかかるところ、炒めものならものの10分くらいで出来上がってしまいます。

「これからもう大根の煮物は作ることはないんじゃないか」と思うくらい、大根の炒めものは味的にも時間的にも申し分ありません。

それから、まあ上で紹介した『青椒肉絲アレンジレシピ』に書いたことでもあるんですが、今回、アレンジ料理が料理を自力で構想するいい訓練になることがはっきりと分かりました。

初心者が料理を自力で構想できるようになるために有効なのは、こないだも書いた通り「だしを自分で取ること」が1つです。ところが今朝、アレンジレシピのブログ記事を修正していて、アレンジ料理を作るのは「料理を自力で構想することそのもの」だとわかったんですよね。

考えてみたら、これは料理に限らずどんなことでも、新しい発見や製品、技術などがそれ以前にすでにあるものをベースとしなかったことなど一度もなかったんじゃないですかね?だから、上のブログ記事にはそこまでは書きませんでしたけど、「アレンジ料理こそが料理を新たに構想すること」だと思うに至ったというわけです。

同じアレンジ料理でも、けっこう当たり外れがあり、「青椒肉絲キムチ」などは新たな料理というよりも完全に「普通においしい豚キムチ」になってしまうわけですが、上の「青椒肉絲 大根」は、これは「自分にとって」であったとしても、非常に新しい感じがします。だから、新しい発見とは常にアレンジ料理なのであり、それが大きくあたった場合には「アレンジとは思われないくらい新しい」ということがあるだけなんじゃないですかね。

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