ほうれん草を豚肉・卵と炒めるとうまいのは知れた話。となればチャンプルーなのである。
このほうれん草のチャンプルーは、ゴーヤーチャンプルーのゴーヤーを、ほうれん草に替えたもの。
ただし豆腐は切らしていたので入れなかったのだけれど、ほうれん草は豆腐とそれほど相性がよくないから、別に入れなくていいと思う。
ほうれん草のチャンプルーは、沖縄の飲食店では見たことないし、だいたい沖縄ではふつうは使わないニンニクを入れるから、これは沖縄料理とはいえない。
でも料理は好きに作ればいいのだから、沖縄をイメージした「沖縄的」でいいのである。
おいしく作るポイントは、ほうれん草を炒め過ぎないこと。調味料を入れるときなど手間取るようなら、そのあいだ火は止めてしまうのがおすすめだ。
作り方
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 1かけ(みじん切り)
- スパム 100グラムくらい(5ミリ厚さくらいの短冊に切る)
を入れて中火にかけ、1~2分サッと炒める。
- ほうれん草 1束(ざく切り)
を入れてひと混ぜしたら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 塩 小さじ2分の1
- コショウ 少々
- かつお節 2.5グラム(ミニパック1袋)
- 溶き卵 2個分
を入れ、1分くらい、ほうれん草シャッキリ感を残すように炒め上げる。
かつお節がいい働きをしてくれる。
10分もあればできるのに、間違いなく837回くらいは死ねる。
しかもこれが、酒の肴に想像を絶するほどなるのである。
それで飲み過ぎるなというのなら、僕は道頓堀の橋の上から飛び降りたほうがマシだと思う。
「100回飛び降りて」
そうだよな。