自炊は献立を考えるところに深淵があるのである。

チェブ夫 自炊

自炊隊が動き出した。

チェブ夫

自炊は、献立を考えるところに深淵があるのである。

 

 

自炊隊が「集団的自炊権の行使」を目標に動き出したわけで、すでに100人ほどの登録(いいね!)があり、いくつかの自炊写真も投稿されている。

(自炊隊は、ちょっと場所を移動し、こちら
https://www.facebook.com/groups/330656943760553/
でやることにしました。ページ右上にある「参加」をクリックしてください!)

きのうぼくは飲みに行くことになり、自炊隊初日から、晩めしの投稿ができなかったのだけれど、「勝手に投稿しておいてください」と、「無理だろうな」と思いながらも書き残したら、本当に勝手に投稿してくれて、管理人(チェブ夫)としては嬉しいのである。

ただ単に「投稿してくれ」とだけ言っても、それだけではなかなか投稿してもらえないだろうと思ったから、特典として、まあそれが特典といえるかどうかは微妙なところもあるけれど、投稿された自炊写真には漏れなくぼくの「褒めことば」が付くこととした。

万が一、どんなに褒めにくいものが投稿されても、必ず褒めてみせる所存である。

 

自分が食べたくて作る料理の写真を見るのは、それが上手であろうと下手であろうと、写真がきれいに撮れていようとなかろうと、つくづく面白い。

その人の「食欲」が表現されることになるわけで、食欲ほど、その人の人物像を端的に表すものは、他にはないのではないかと思えるからだ。

 

自炊隊のフェイスブックページに「いいね!」をすると、自分のタイムラインに、自炊隊に投稿されたものが上がってくることになる。(←これ訂正で、いいね!をしても、ぼく以外の人の投稿は、自炊隊のページまで見に来ないと見れないんすわ)

自分が投稿するには、自炊隊のページへ行き、タイムラインの一番上にある「最近どんなことがあった?」と書いてある欄に入力するという仕組みである。

 

ちょっと残念なのは、自炊隊のページへ行くと、ぼく以外の人の投稿が左下の方に小さくなって表示されることだ。

「ページヘの投稿」というところをクリックすれば、大きく表示はされるのだが、自炊隊はそちらがメインなのだから、最初からどーんと大きく表示されて欲しいわけで、どうしたらそうなるのか、もし知っている人がいれば、やり方を教えてもらいたい。

 

投稿してくれた人のコメントにもあったことなのだけれど、自炊をするとなると、毎日献立を考えないといけなくなる。実際のところ、これにはかなりの時間がかかり、ぼくなども、毎日1時間くらいは、献立を考えることに費やしている。

「大変」と捉えれば大変で、忙しいのに時間を割かないといけないわけだし、何もないところから考え始めることになるから、構想が思い浮かぶまでは、ちょっと苦しい。

しかしぼくは、この献立を考えることこそが、自炊の醍醐味だと思うのだ。

 

自炊はあくまで、「自分が食べたい」ものを作るのだから、献立を考えることは、「食欲」を、具体的な形にすることになる。

食欲は、「自分」の根本を成すものだと言えるだろうから、それはまさしく、真正の、「創作活動」だと言えるだろう。

また「自分が食べるため」だから、「人に気に入られよう」という打算が入り込む余地が少ないし、特に一人暮らしの場合なら、その余地は全くない。

自炊は「純粋」なのである。

 

そのような自炊の、献立を考える「体験」には、ぼくは得難いものがあると思う。

ふつう「物を作る」と言うと、プラモデル作りのようなものをイメージするのではないだろうか。設計図があり、それに従い、部品を一つ一つ組み立てていく。

もちろん料理も、献立を考えたあとは、それと同じなのだけれど、献立という設計図を作る際には、そういうわけには行かなくなる。

 

食欲は、初めは漠然としているだろう。それが徐々に、「豚肉が食べたい」「炒めたものがいい」「キュウリと合わせよう」「味付はみそにしよう」などなど、まあもちろん、これはぼくの場合で、進み方は人によって違うだろうが、くっきりとした形を現してくる。

ぼくはここに、「深淵」があると思うのだ。

「ものを生み、育む」という大自然の原理が、自分の中で、働いていると思うのである。

 

いま世の中は、「戦争」を筆頭とし、何かと傷付け、壊すことばかりを考えがちだろう。

その中にあり、「生み、育てる」体験を毎日し、その意味を少しずつでも知ることは、重要なことだと言えるのではないだろうか。

 

ぼくが「自炊は日本を変える」と思うのは、ここに最大の理由がある。

日本人の一人一人が、「生命の原理」を体験を通して知るに至れば、日本は自ずと、いまとは違った方向へ進んでいけると思うのである。

 

「バカの一念岩をも通すというからね。」

チェブ夫

そうだな。

 

 

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