きのうは大阪でのデモに参加した。ところが僕はどういうわけか、デモの翌日は必ずひどい二日酔いになってしまうのだ。
これはもちろん、デモが悪いわけではない。デモは「T-ns SOWL WEST」「SEALDs KANSAI」「SADL」の若者3団体が主催したもの。安保法制反対を訴えたものだった。
僕は高校生グループT-ns SOWL WESTのサウンドカーの横を警備も兼ねて歩いたのだが、これがさわやかこの上ない。
「戦争反対」
「民主主義ってなんだ?これだ!」
「野党は共闘!」
などの定番コールはもちろんのこと、
「安倍晋三が一番脅威」
「アイム・ソーリー言えない総理」
「安倍晋三から友達まもれ」
「安倍晋三から恋人まもれ」
「高校生もムカついてるんだぜ!」
などなど、これは高校生独自なのではないだろうか、初めて聞くちょっと笑ってしまうようなコールも多く、しかも大学生や社会人などのコールに比べ、さすが若いだけあってテンポが早い。
沿道の人もふりかえり、写真などを撮る人も多かった。
野党の共闘もようやく緒につき、これから夏の参院選にむけて本格的に動き出す。きのうのデモはその皮切りともいうべきもので、人も大勢参加して、とてもよかった。
デモは大阪・本町を出発し、御堂筋を南下してなんばで終了。2時間近くをかけてゆっくり歩く。
なのでやはり、ちょっと疲れるわけである。しかもデモやカウンターで顔なじみになっている酒好きの面々とも顔を合わせる。
そうなると、「ちょっと一杯行きましょうか」となるのは仕方ない。
問題は、一杯では終わらないということだ。
きのうもビールから始まって、ハイボールを5~6杯。それでお開きになったのに、さらに二人で連れ立ってもう一軒。
「虎徹」という名前なのだがとてもいい店で、カツオのたたきやら・・・、
肉豆腐やら・・・、
カマスゴやら・・・、
つまみがどれも大変うまい。
となれば、日本酒が進んでしまうわけである。
連れの男性とはそこで別れて、僕は京都へ電車で帰る。
電車ではずっと寝て、大宮に到着する。もうフラフラになっていて、ガールズバーの呼び込みのオネエチャンにも、
「お兄さん、だいぶ酔っ払ってるね」
と見捨てられてしまう始末。
家までは5分の距離なのだから、もうそれで帰ればいいのだ。ところがどういう訳か、デモのあとは帰れない。
これはたぶん、デモの最中に品行方正にしているからではないかと思う。普段やり慣れないことをしてしまうから、羽目を外したくなってしまうのではないか。
それでフラフラと、ガールズバーへ行ってしまうわけである。
幸いもう時間が遅かったから、店も閉店間際で延長は免れたものの、女の子に酒をおごりまくってガブガブ飲めば、それはお札も羽が生えて飛んでいく。
さらにお腹がへったと言って、王将へ。
王将を出ると完全に前後不覚で、ほうほうの体で何とか家にたどり着いた。
10時間寝て、起きたらもうお昼近く。酒はフルに残っていて、まだ今でも酔っ払っている。
デモのあとは、大体いつもこの始末。
でもそれを改めようにも、根っからの酒好きだから、どうしようもないのである。