「疲れがたまってきた」と感じたら、まちがいなく、「豚肉とニラ」なのだ。
豚肉には、「ビタミンB1」がたんまり入っているそうで、これが糖質の代謝を高め、バリバリとエネルギーを作ってくれる。
さらにニラにふくまれる「硫化アリル」は、その働きを手助けするというから最強だ。
硫化アリルは、ニンニクが一番なのだそうだが、ぼくは家でニンニクを食べないので、ニラやネギを使っている。
「豚肉とニラ」といえば、最も合うのは「キムチ味」。
キムチチゲとか、豚キムチとかにするのは最高だ。
しかしきのうは、「カレーライス」が食べたくなった。
日本人である以上、やはりカレーは、定期的に食べる必要がある。
そこでこのキムチとカレーを、合体させることにした。
「キムチチゲと思ったらカレー」。
カレーとキムチが、「よく合う」のは実証済みだ。
カレーライスにキムチを添えると、「辛いもの同士」でありながら、味の指向性が真逆なので、味の世界がグンと広がる。
しかしきのうは、さらにキムチを、一緒に煮込むことにした。
作り方は、ほぼ「キムチチゲ」。
そこにカレー粉を加えるだけのことだが、それで一気に、キムチチゲがカレーになる。
しかも「キムチチゲっぽいカレー」になるかと思ったら、「普通においしいカレー」なのだからオドロキだ。
キムチチゲだから、豆腐も入れる。
「カレーに豆腐」が、またバツグンだ。
フライパンに「ゴマ油 大さじ3」を引き、
- カレー粉 大さじ2
- 豆板醤 小さじ2
- おろしショウガ 2~3センチ大
を入れる。
さらにその上に、
- 豚ばらスライス肉 200グラム
- キムチ 200グラム
をのせ、フタをして中火にかける。
まず5分くらい、そのまま火にかけ、カレー粉と唐辛子を油に溶かし、キムチの味を豚肉にしみさせる。
次にフタをはずし、全体を混ぜながら、さらに10分くらいじっくり炒め、キムチをくたくたにする。
そうしたら、
- 水 2カップ
- 酒 大さじ1
- みそ 大さじ1
- みりん 大さじ1
をくわえて、焼き豆腐をいれ、弱火でコトコト10分くらい煮る。
煮込んだら、味をみて塩を入れるが、キムチに塩があるから、くれぐれも入れ過ぎないのが肝心だ。
中火にし、ざく切りのニラ1把をくわえ、しんなりするまでサッと煮る。
「ポッカレモン100か酢 大さじ1」を入れ、
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ2
の水溶き片栗粉を、混ぜながら少しずつ加えてトロミをつける。
ご飯といっしょに皿に盛り、キムチを添える。
思わずのけぞってしまうほど、おいしいカレーだ。
酒は、冷や酒。
辛いものには、冷たい酒が合う。
「年寄りは仕方ないね。」
「いつまでも若いつもりでいるんじゃないよ。」
、、、そうだよな。