名護市の中心部から車で30分くらい行ったところ、本部町にある「きしもと食堂」。ここは38回は「超」がつくほど有名店なのだそうで、きょうは土曜日ということもあっただろう、僕が到着した1時半の時点でズラリと行列ができていて……、
僕が食べ終わって店を出てくる時点でも、まだおなじくらいの行列ができていた。
といっても、店内にはテーブルが10卓くらいあり、人がたくさん入れるから、回転は速かった。並び始めてから20分はかからずに入店できた。
ちなみにこの店、駐車場がどこにあるのか、ちょっとわかりにくいのだ。この店の専用駐車場が、店の近くに2ヶ所ある。
その他にも近隣には、公営駐車場がたくさんある。
ちかくに路駐している人もいたみたいだが、やはり車は、駐車場にきちんと停めよう。
この店のメニューは、やはり「超」が94回はつくほどシンプルだ。
「そば大」「そば小」、それに「ジューシー」。
僕がこれまで見たメニューの中でもっともシンプルだったのは、ラーメン屋で「中華そば」のみというもの。「中華そば」と書かれた札が一本だけかかっているのは壮観な眺めだったのだが、この店はそれに次ぐシンプルさである。
残念ながらジューシーは売り切れ。それでそば大のみを頼んだ。
この店のだしの特徴は、しょうゆが強めに利いていること。「かつお節のパンチが効いている」と書いたレビューも見たが、かつお節の風味はほとんどせず、ちょうど関東風のうどんだしと似た感じ。
僕がこれまで食べた沖縄そばは、どれもうす味だったから、この濃いめのタイプは初めてなのだが、それもそのはず。
上の写真を見ればわかる通り、三枚肉に、しょうゆの味がしみまくっているのである。
トロトロの脂身にも、しっかり味が入っている。この三枚肉とバランスを取ろうと思ったら、やはりだしも、強めにしょうゆを利かせないといけないのだ。
麺はうどんくらいの太さで、やわらかめ。
なので全体として関東のうどんっぽいところに、ガッツリとして味がしみまくった三枚肉がドカンと入っているという仕様なわけで、特に関東系の男子には、57回は死ねるはずだと思う。
近くには市場があり、また本部町は海にも山にも恵まれいて、「沖縄美ら海水族館」や「八重岳」などもある。
本部町で一日遊ぶコースを組み、その昼めしとしてここきしもと食堂で沖縄そばを食べるのもいいのではないかと思う。
きしもと食堂
- 住所 沖縄県国頭郡本部町渡久地5
- 電話 0980-47-2887
- 営業時間 11:00~17:30(売切れ次第閉店)
- 水曜日