【沖縄初旅行 3】高江での抗議に参加した

2016/10/01

高江抗議

前の晩、寝たのは1時近かったのにもかかわらず、予定時刻の3時半に難なく起きれた。年をとると、寝つきが悪くなる上に、居酒屋の板の間で座布団だけ敷いて寝たからほとんど寝られなかったのだ。

4時に出発、まだ暗い道を飛ばして高江へむかった。今回の目的である米軍と日本政府・警察にたいする抗議にはじめて参加するためだ。





 

沖縄に、米軍基地がこれだけあるのは元々おかしい。沖縄は、面積でいうと日本の国土の1%ほどになる。その沖縄に、日本に存在する米軍基地の75%が置かれている。あり得ないことだろう。

米軍基地は、まず自然を破壊するものである上に、ヘリコプターなどはこれまでに何度も墜落していて危険。住宅の上を低空飛行していくから、「気が狂うほどの」という騒音を発生するし、さらに米兵による強姦殺人などの凶悪犯罪も後を絶たない。いわば日本のお荷物だから、「沖縄に押しつけてしまおう」となっているのだ。

 

沖縄県民はそれにたいして7割以上が反対し、知事には基地反対派の翁長知事を誕生させた。衆議院選でも全議席を反対派が独占。先の参議院選は、現職閣僚である自民党の島尻安伊子を落選までさせている。沖縄の民意はそれですでに明らかなのに、さらに今、辺野古の海を埋め立て、高江の山をつぶして、新しい基地を作ろうとしている。

しかも日本政府は、高江での抗議を抑えこむため、警視庁・神奈川県警・千葉県警・愛知県警・大阪府警・福岡県警から数百人におよぶ機動隊員を派遣。彼らは法律を無視し、抗議者を激しい暴力をふくむ力ずくによって排除している。

 

僕はこの動画を見て、これは絶対に許してはいけないと思った。これまでももちろん、沖縄にたいしては気持ちはあり、いつかは沖縄でいっしょに抗議をしたいとは思っていた。

しかし僕はこの動画を見て、警察、およびそれを指示する日本政府は、完全に一線を越えたと思ったのだ。

警察が法律を無視して市民にたいして暴力を振るうようになれば、誰にも取り締まられることのない暴力団になるわけで、国民はそれでどれほど苦しめられることになるかわからない。

 

 

高江メインゲート前抗議

おととい8月19日は、お盆で中断していた工事が再開する初日に当たるということで、大々的に呼びかけがされ、300人を超える市民が集った。この日の抗議は、3部に分かれていた。

まず第1部は、総勢120台の車が基地から数km離れた場所から基地に向けて徐行運転をおこなうことで、工事のために砂利を運搬するトラックが基地に入るのを阻止すること。

高江でのヘリパッド工事を止める、または遅らせるためには、まず何よりも、工事に必要は砂利が基地に入るのを阻止、または遅らせることが必要だ。砂利が基地に必要な分だけ入ってしまえば、あとは市民が立ち入ることができない基地内で、工事はつつがなく進んでしまう。

そのため高江での抗議アクションのかなりの部分は、トラックの基地内への侵入をさまざまな方法で阻止することに費やされる。

 

車がトラックの前で徐行運転をおこなえば、トラックはスピードが出せなくなるから、基地に入るのが遅れることになる。また車を止めて運転手に抗議すれば、ことによっては運転手がそれ以上車を進めるのをあきらめ、トラックの基地への侵入を阻止できるかもしれない。

ただしこれを1台とか、数台とかの車でやれば、あっという間に警察に排除されるし、場合によっては逮捕される恐れもある。しかし120台が一緒にやれば、警察は排除も逮捕もできないというわけだ。

 

ところがこの日は、いつもの時間通りにトラックが来なかった。抗議行動があまりに大々的に行われることになったため、「抗議が終わってからトラックを入れよう」と考えたようだ。

そのためこの車による行動は、空振りに終わりはした。

 

つづいて第2部は、基地メインゲート前での座り込み。

これも目的の第1は、トラックが基地に入るのを、基地のゲート前で400名あまりの市民が座り込みをすることで、阻止するということだ。そして第2の目的は、そこで抗議集会をおこなうことで、米軍にたいして直接抗議することにある。

朝6時過ぎからスタートした集会は、その後日が高くなって熱くなる中、午前10時までつづいた。芥川賞作家である目取真俊氏をはじめとし、多くの人が迫力ある抗議をおこなった。

 

徐行運転による抗議

そして第3部は、メインゲート前での集会が終わり、大多数の抗議参加者が帰ったあとでおこなわれた。総勢約20名、車10台ほどが、メインゲートと、さらにそこから2kmほど離れたもう一つトラックが入る搬入口「N1ゲート」とのあいだを徐行運転で行ったり来たりすることで、トラックの基地内への侵入を阻止しようとするものだ。

トラックはやはり、集会が終わってから基地へ入るよう、計画されていた。人と車は少なくなってしまったものの、効果的におこなえば、それでもトラックの走行を遅らせることはできる。

ただし車の台数が少ない分、警察に車が止められやすくなるし、あまりヘタなことをやってしまえば逮捕される危険も高まる。ただ警察の言うことを聞いてばかりいたのでは抗議行動はできないが、逮捕されるまではやらないというサジ加減が必要だ。

 

僕も車の1台に同乗し、抗議行動に加わった。時速20kmくらいで2kmほど走行し、あらかじめ打ち合わせしていた地点でUターンしてひき返す。

はじめは少なかった警官も、抗議行動がはじまったと見るや続々動員。100人以上にふくれあがる。

警官はトラックを安全に通すため、車を止め、道の端に寄せようとする。こちらは止められないよう、警官をすり抜けて行こうとするも、多勢に無勢、そのうち止められることとなる。

しかし本来、一般道を多少ゆっくり走っても、違法でも何でもないのだ。そこでそこから、警官への抗議がはじまる。

 

そこに配備されている警官は、福岡県警。20代と思しき若い人たちも多い。

車を止めた法的根拠を警官に問いただしても、そんなものはあるわけないから、当然警官は答えられない。法的な根拠もないのに、こうして車を止めるのはおかしいじゃないか、すぐに車を出させろ、となる。

しかし警官は、何も言わない。若い彼らは、ただ上司の命令に従っているだけなのだ。

抗議者は各人が、そこで警官に話をする。仲間の一人は、次のように話をしていた。

 

「君たちがここで車を止めているのは、上司の命令だからだ。組織人である以上、上司の命令にそうそう簡単に逆らえないのは、僕だってよく分かる。

しかし法的根拠がないことに、上司の命令だからといって諾々と従っていて、それでいいのか?警察は本来、法律に従わなければならないはずだ。

法律に従わなくなった警察は、ただの暴力団と一緒だ。君たちは、暴力団になろうと思ったのではなく、正義の味方になりたくて、警察官になったのだろう?

日本の国土の1%の面積しかない沖縄に、75%にも上る基地が建設されている。君たちが住んでいる福岡県で、もしそうなったらどう思う?

海や山の自然は壊され、オスプレイが激しい騒音を立てて飛び回り、墜落する危険もあり、米兵による凶悪な犯罪も絶えない。福岡県がそうなったら、やはり嫌だろう?

沖縄の人たちは、それが嫌だから抗議をしているだけなんだ。それを今君たちが、法的な根拠もなく、こうして力ずくで押さえつけていることの意味を、これからこの任務が終わって、福岡に帰ったらよく考えろ……」

抗議の場では、多くの人が、異口同音におなじことを言っていた。

 

そのうちにすべての車が止められて、トラックがやってきた。

高江抗議

高江抗議

高江抗議

続々と通過していくトラックを見たときに、一瞬、無力感にさいなまれそうになった。

でも、それはこの手の活動をする際、禁物なのだ。相手は国家であり、アメリカという大国だ。そうそう簡単にひっくり返せるはずがない。

最善と考えられる手を一つ一つ講じながら、あきらめずに続けていくと、あるとき突然、物事が大きく動くことがあるのを、僕はまだ3年ほどの経験ながら、これまでに何度か経験している。

 

今回も、こうして朝から大規模な抗議集会がおこなわれたため、そのあいだはトラックは入ってくることができなかった。そしてその後、小規模ながら車が徐行運転をしたために、それを排除するためにまた時間がかかり、けっきょく砂利が基地に運び入れられたのは、夕方近くになってしまった。

するとおとといは、その砂利を使った作業はできなかったことになる。工事はすこし遅れたのだ。

とにかくまずはできることは、すこしでも工事を遅らせ、時間を稼ぐこととなる。残された時間が増えれば、その分できることも増えるからだ。

 

宿についたのは、夕方過ぎになってしまった。くたくたになってシャワーを浴び、いつものマリン亭で晩ごはん。

版めし

お母さんのごはんは、この日も1億9236万回くらい死ねるほどウマかった。

 

前の晩、ほとんど寝ていなかったから、さすがに眠い。この日はマリン亭のご主人が食事のあと、こちらの仲間2人をつれて夜漁にでかけ、「帰ってきたら取った魚をおろして食べるから待っててください」と言われたのに、そのまますぐに寝てしまった。

 

「つき合い悪いね」

チェブ夫

そうだよな。










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