8億3,026回死ねる!カブと豚肉の煮込み中華風

カブは、大根やにんじん、ジャガイモ、ゴボウなど他の根野菜と比較してクセがなく、上品なのが特徴といえるかと思います。和風の料理だと、みそ汁や吸物の実にするか、漬物にするか、あるいはすり下ろしたものを蒸し上げたしんじょにするかとなるかと思いますけど、実はこってりと洋風あるいは中華風に煮込むのが大変おいしく、豚肉とは特によく合います。

そこで今回は、『カブと豚肉の煮込み中華風』を紹介します。

塩ベースの味つけでカブの白い色を生かすようになっています。カブの実だけでなく、茎と葉も使うことによりバランスの取れた味になります。豚肉のコッテリとした味がしみたカブは、だいたい8億3,026回くらいは死ねるかと思います。

切って炒めて煮るだけで下処理も必要なく、作るのは簡単なのですが、カブを扱う際にはいくつかの注意点がありますので、それを守ることが大切です。

カブを扱う際の注意点

カブを扱う上での注意点は、皮を厚く剥くことと煮すぎないようにすることです。これは、今回の料理に限らず、カブを扱うすべての料理について言えることです。

皮を厚く剥く

カブとちょっと似ている大根の場合には、皮は剥かなくても問題がありません。それに対してカブの場合は、皮を厚く剥くことが大きなポイントとなります。カブの皮は筋張っていて、煮ただけでは柔らかくならないからです。

剥く厚さは「3ミリくらい」と思っていいです。剥いた皮は、もったいないと思う場合はゴマ油とちりめんじゃこ、しょうゆで炒めるとおいしく食べられはするのですが、カブを買うのは、べつに皮を食べるためではなく本体を食べるためなわけですから、面倒なら無理せず捨ててしまってかまいません。僕は捨てます。

煮すぎない

カブは、直径10センチくらいで夏みかんくらいの大きさのやつは「かぶら」、それより小さいリンゴやみかんくらいの大きさのものは「小かぶら」と呼ばれます。スーパーとかで売ってるのはだいたい小かぶらで、この小かぶらは、煮すぎないようにすることもたいへん大きなポイントです。煮すぎると瞬間的に溶けてしまって姿も形もなくなってしまうからです。

煮時間は5分くらいが目安です。箸などで刺してみて、多少まだ手応えがあるくらいのところで火から上げるのがいいです。

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カブと豚肉の煮込み中華風の作り方

それでは、カブと豚肉の煮込み中華風の作り方を紹介します。工程は、

1. 豚肉とカブの実、および葉を炒める
2. 調味料とスープを入れて煮込み、トロミをつける

の2段階です。火を強くしすぎずに、炒めるときは中火、煮込むときは弱めの中火くらいでやるのがポイントかと思います。

1. 豚肉とカブの実、および葉を炒める

フライパンに、

  • サラダ油 大さじ1
  • にんにく 1かけ(みじん切り)
  • ショウガ 1センチ大くらい(みじん切り)
  • 長ネギ 5センチ長さくらい(みじん切り。玉ねぎ 4分の1個でもいいです)

を入れて中火にかけ、1~2分炒めて味をだす。つづいて、

  • 豚こま肉 100グラムくらい(食べやすい大きさに切り、塩コショウと酒それぞれ少々をもみ込んで、片栗粉小さじ1をまぶし付ける)

を3~4分じっくり炒めて火を通す。

  • カブの実 1個(茎を3ミリくらい残して落とし、皮を厚く剥いて、みかんくらいの大きさなら6~8等分のくし切り、りんごくらいの大きさなら横半分に切ってから12等分くらいのくし切りにする。茎のあいだに詰まった砂が気になるようなら楊枝などでかき出してもいいですが、僕はやりません)

を入れて1~2分炒めたら、

  • カブの葉 1個分(黄色くなったところを除き、3~4センチ長さのざく切りにする)

を入れ、さらに1~2分炒めて油を絡める。

2. 調味料とスープを入れて煮込み、トロミをつける

  • 紹興酒 大さじ1
  • ナンプラー 小さじ1
  • 酢 小さじ1

を加えてひと混ぜして味をなじませ、

  • 水 50cc
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1
  • 塩 小さじ4分の1くらい
  • コショウ 2~3振り

を入れる。フタをして、煮立ってきたら弱めの中火くらいにし、5分くらい、カブが溶けてしまわない程度にコトコト煮る。

カブに火が通ったら一度火を止め、

  • 片栗粉 小さじ1

を振入れてよく混ぜる。再び中火をつけ、混ぜながら1分くらい火を通してトロミがついたら器に盛る。

まとめ

ゴマ油小さじ1くらいと粗挽きコショウ少々をかけて食べます。ほっくりと温まり、冬にはおすすめの料理ですYO!

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