カレーライスは煮込まず作ると、早く出来てしかもうまいのである。

2015/09/26

カレーライスは、カレールウの箱に書いてある作り方によれば、「20分煮込む」ことになっている。

煮込まないカレーライス

でもこれは、煮込まないほうが、早く出来るのはもちろんのこと、おまけにある意味「うまい」のである。

 

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人間の人生は、「欲求を満足させるためにある」わけである。

そして人間の、まず第一にくる欲求は、「食欲」だ。

もちろん人間は動物とは違い、理性による美的感覚を持っているから、ただやみくもに欲求を満足させようとする姿は浅ましく映り、欲求は、スマートに満足させる必要はある。

ただ「仕事」やら「学問」やら「礼儀作法」やら、高尚に見えるものの全ては、煎じつめれば、人間が食欲やその他の欲求を満足させようとすることを出発点としているわけだ。

 

であるとしたならば、人間が「自分の欲求」と誠実に向き合い、それをどのようにしたら満足させられるのかを考えることは、何より重要であることになる。

それが自分の行動のすべての大元になってくるのだから、そこを疎かにしていては、自分のすべてが成り立たない。

ところが最近では、「仕事で忙しいから」と、ファストフードやコンビニの弁当など、簡単な食事で済ませる人が少なくない。

本末転倒もいいところで、まったく嘆かわしいことである。

 

それでも女性はまだ、自分の「食」に対して意識的であることが多いと思う。

日本では、女性は伝統的に料理をすることになっているから、多くの場合、女性は一人になっても自分の食事を作ることができる。

ところが男性の場合には、料理をしてきていないから、自分の食事を自分で考えられない人が多い。

これからの時代、「奥さんが料理を作ってくれる」などということは、ますます期待できなくなるのだから、男性も、自分の食事は自分で考え、作ることが、大切になってくるはずだとぼくは思う。

 

料理といえば、「まずはカレー」と思う人も少なくないのではないだろうか。

農林水産省の統計によれば、日本人は1年に78回、カレーを食べているというから、カレーはまさに、日本人の「国民食」である。

カレーを作るには、ルウを買って来さえすれば、ごくごく簡単にできてしまう。

料理を全くしない人には、「カレーくらい自分で作れ」とぼくは言いたいところなのだ。

 

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さてカレーライスを作るには、まずはルウを買ってきて、箱に書いてある作り方のとおりに作ってみればいい。

カレールウ

簡単で、誰にでもできるように書いてあるから、まず間違いなく、おいしいカレーが出来るはずだ。

ところが一人暮らしの場合には、ここに一つ、問題が生まれる。

市販しているカレールウは、小さな箱でも5皿分、一人で食べるには多すぎて、一旦カレーを作ってしまうと、同じものを何度も食べる羽目になるということだ。

 

カレールウは、開封しても冷蔵庫に入れれば3ヶ月は持つから、一食分の少量ずつ、作ってもいいのだけれど、
「カレーを作るにはじっくり煮込まないといけないから時間がかかる」
という頭がある。

時間をかけて少量作るのはバカらしいから、「それではまとめて作ってしまおう」となるわけだ。

しかし実は、カレーはまったく煮込まなくても作ることができる。

しかもその方が、ある意味おいしく出来るのである。

 

カレールウの箱に書いてある作り方には、肉と野菜を「20分煮込む」と書いてある。

カレールウ 作り方

どのカレールウもそうなっていると思うが、「20分」が何で必要かといえば、これが、「肉や野菜をやわらかくするため」では「ない」のである。

 

まずジャガイモにしてもニンジンにしても、10分煮れば十分だ。

10分以上煮てしまうと、ジャガイモは煮崩れてしまうことになる。

玉ねぎなどは、2~3分で火が通る。

玉ねぎは、長い時間煮たのもまたおいしいけれど、酢豚の玉ねぎを思い出せば分かる通り、サッと火を通しただけの、シャキシャキしたのもまたおいしいものだ。

 

それから肉だが、豚肉や牛肉などは、10分以上火を通すと、一旦硬くなる。

それを、豚肉なら2時間ほど、牛肉なら4~5時間、煮つづけて初めてやわらかくなるのであって、20分というのは、肉が最も硬くなる煮時間なのだ。

だから煮込み時間は、材料のことを考えれば、ジャガイモとニンジンを入れるのなら、10分が正しい。

またジャガイモもニンジンも入れず、玉ねぎだけでやるのなら、全く煮こむ必要がなく、炒めるだけでいいのである。

 

それではなぜ、カレーの箱には「20分」と書いてあるのか、ぼくなりの推測をすれば、肉と野菜の「だしを取る」ためである。

だしを取るには、たしかに20分くらい煮る必要がある。

肉や野菜のだしが出れば、たしかにカレーの汁は、おいしくなる。

しかしそのために、材料そのもののおいしさを犠牲にしているわけなのだ。

 

というわけで、昨日はカレーを全く煮込まずに作ってみることにした。

ただそうすると、汁のコクが足りなくなるから、調味料を補ってやることにする。

このやり方なら、カレーは炒め始めて、ものの10分もあれば出来てしまう。

一人暮らしが一食分を作っても、十分見合うことになるのである。

 

まずはフライパンを中火にかけ、サラダ油少々を引いて、肉を炒める。

煮込まないカレーの作り方(1)

肉は薄切り肉なら、何でも好きなのでいいが、昨日は豚コマ肉を、ガッツリ200グラム使うことにした。

つづいてくし切りにした玉ねぎと、これは冷蔵庫に残っていたから使ったのだが、シメジを入れる。

煮込まないカレーの作り方(2)

カレールウを入れてから、少し煮込むことになるから、ここでは玉ねぎもしめじもやわらかくなる必要はなく、ただ肉のうまみが出た油が、絡みつくだけでいい。

ここに一人分なら、1カップの水を入れ、それに見合う量のカレールウを、溶けやすいように小さく砕いて入れる。

煮込まないカレーの作り方(3)

昨日買ったカレールウは、3カップの水を使うことになっていたから、1カップの水に見合うのは、カレールウ1/3であることになる。

ここからは、箱に書いてある通り、トロミが付くまで5分煮るが、そのあいだに味を見ながら調味料を加え、煮汁にコクをつけることにする。

昨日は酒と醤油、おろしたショウガをそれぞれ小さじ1ずつ入れた。

ほかにもウスターソースやトマトケチャップ、オイスターソース、おろしたニンニクなども、好みで少し入れてもうまいのではないかと思う。

5分煮たら、あっと言う間にカレーは完成という次第である。

 

昨日はご飯の上にキャベツをのせ、カレーをかけたらその上に、さらに塩ゆでした小松菜と、卵の黄身をトッピングして、一味をふった。

煮込まないカレー

肉はプリプリ、玉ねぎはシャキシャキで、どちらも歯ごたえがあり、さらに汁のコクも、申し分ない。

 

卵の黄身が、さらにコクをつけてくれるという企画である。

煮込まないカレー トッピング

 
 

昨日はガッツリご飯を食べたため、酒はあまり飲めなかった。

でも最近飲みすぎが続いていたので、このくらいで丁度いいのである。

 

「じんましんも少し良くなってきたんだよね。」

チェブラーシカのチェブ夫

やっぱり痩せすぎだったんだな。

 

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◎関連リンク

日本人はどのくらいカレーを食べているのでしょうか?(S&Bカレー.com)

 

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魚を煮れるようになると、料理の世界が大きく広がるのである。

ナスミートも、やはりニンニクは使わずに、和風に仕上げたいのである。

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