一杯のつもりで飲みに行ったら、10杯飲んでしまったのである。

2013/12/26

四条大宮のバー「スピナーズ」へ、晩酌前に一杯と思って飲みに行った。

四条大宮 スピナーズ

そうしたら結局、10杯飲んでしまったのである。


 
大宮は10年ほど前までは、「寂れた繁華街」だったそうである。

戦前は京都繁華街の中心だった大宮も、戦後になり、それまでは大宮が終点だった阪急電車が河原町まで伸び、北に控える西陣がかつての力を失ったことにより、中心の座を明けわたして、あとは昔ながらの飲み屋がポツポツとあるような状態だったのだそうだ。

それが10年ほど前から、新しい飲み屋ができ始めた。

寂れた繁華街で店を開こうとするくらいなのだから、店主はいずれも、強い個性と気概をもった人たちだったわけである。

 

だから大宮の飲み屋は、どこも面白い。

今は東京などでは、繁華街へ行ってもチェーンの居酒屋ばかりになっていると思うが、大宮にはチェーン店は、養老乃瀧が一軒あるばかりである。

ここ2~3年でさらに、30代の若い人たちが大宮で店を開くようになっているが、彼らもまた、パイオニアの精神を受け継ぎ、それぞれ自分のやり方で勝負をしようとしているように見える。

大宮は賃料が、比較的安いことも手伝っているとは思うが、「儲け」を第一に考えるのではなく、「自分がやりたいこと」を大切にしているように思えるのである。

 

ぼくがよく行っているバー「スピナーズ」も、そういう若い店の一つである。

マスターのキム君は、30代の前半、2年前から店を始めている。

スピナーズの特徴は、「食べ物メニューがない」ことである。

キム君は「いずれやりたい」とは言っているが、食事はおろか、簡単なつまみすらない、食べ物はチーズやビーフジャーキーなどの乾き物だけという状態が、もう2年以上もつづいている。

 

飲食店経営の常識からすれば、食べ物メニューを置かないことは、大きなマイナス点とされるのではないだろうか。

スピナーズにもし食べ物メニューがあったとしたら、お客さんは絶対にそれを食べると思うから、客単価は上がるはずである。

キム君ももちろん、「食べ物を出さない」と決めているわけではない。

ただ食べ物を出すにしても、「自分のスタイルを大事にしたい」と考えているのだろうと思うのだ。

 

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そのキム君が、自分の店を経営していく戦略として採用しているのは、「お客さんに楽しくなってもらう」ことだ。

お客さんは楽しくなれば、お酒をたくさん飲むわけだから、「どうしたらお客さんが楽しくなるか」を第一に考える。

それで昨日も、ぼくが早めの時間にスピナーズへ行ったら、お客さんはまだぼく一人だったこともあり、キム君は徹底して、ぼくの話の聞き役になる。

四条大宮 スピナーズ

ぼくがベラベラと自分の話をすれば楽しくなることを、キム君はよく分かっているのである。

 

ぼくだってもちろん、キム君が話を聞いてくれることが、キム君の戦略であることくらい、百も承知だ。

キム君も、プライベートであったなら、別に同じようにはしないはずだ。

でも若い男性に根掘り葉掘り、自分のことを質問されたり、話を聞いていかにも感銘を受けたかのように肯かれたりすることは、こちらとしても、悪い気がすることではない。

それで「一杯だけ」と思っていたはずなのに、あっさり撤回、焼酎を1杯、2杯とお代わりし、さらにキム君に1杯奢ったりする羽目になってしまうのである。

 

さらにスピナーズが怖いのは、「そろそろ帰ろう」と思う時に限って、仲がいいお客さんが来てしまうことである。

キム君は、店でお客さん同士を仲良くさせるのがうまい。

昨日もキム君との話しが一段落し、「これを飲み終わったら・・・」と考えていたその矢先に、以前スピナーズで隣り合わせ、意気投合したことがある、大杉漣に似た男性が入ってきた。

隣りに座った大杉漣を相手にし、ぼくはたった今、キム君にした旅の話やら何やらを、また一から始めることになるのである。

 

話が終わり、大杉漣が帰って行って、「それじゃぼくもそろそろ・・・」と思っていたら、今度は入れ替わりに松下奈緒似の女性が入ってきた。

ぼくはこの女性には滅法弱く、この女性がいる間は決して帰ることができない。

松下奈緒は、たまたま空いていた、ぼくの隣の席に座った。

四条大宮 スピナーズ

それでまた、3度めのぼくの話が、始まったというわけである。

 

話が終わり、松下奈緒が帰った時には、もうとうに11時を回っていた。

家で食事ができるよう、買い物はしてあったのだが、さすがにこの時間から、この泥酔した状態で、料理をすることはできない。

そこで何か食べに行くことにして、お勘定をしてもらったら3千円ほどだったから、ぼくはキム君に奢った分を差し引けば、6杯飲んだことになる。

3千円で、ここまで満喫できるのだから、安い話だ。

 

食事は餃子の王将ですることにした。

餃子の王将 四条大宮店

四条大宮でガッツリ食べたいと思うのなら、やはり餃子の王将だ。

 

泥酔してても、まずビール。

餃子の王将 四条大宮店 ビール キムチ
 

餃子は昨日も、うまかった。

餃子の王将 四条大宮店 餃子

 

さらに昨日は、酢豚を注文することにした。

餃子の王将 四条大宮店 酢豚

この酢豚がびっくりするくらいにうまく、しかも大きな豚肉が、ゴロゴロ6個も入っている。

値段は480円だから、原価割れしているのじゃないかと心配になるくらいである。

 

酢豚の時は、紹興酒。

餃子の王将 四条大宮店 紹興酒
 

そしてシメのこってりラーメン。

餃子の王将 四条大宮店 こってりラーメン

このラーメンを食べた後から、ぼくの記憶は途絶えている。

 

「お調子者も、ここまでくると感心だね。」

チェブラーシカのチェブ夫

自分で自分をぶちたいよ。

 

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スピナーズ

餃子の王将四条大宮店

 

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昼は新サイトの手入れにハマり、夜はスピナーズで遅くまで飲み、何だかよく分からずに終わった一日だったのである。

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