短所は「磨く」ものなのである。(イワシ山椒煮)

2014/04/25

 
遅く起き、昼前から夕方近くまで喫茶店「PiPi」でビールをのみ、夜はイワシ山椒煮で家のみした。

イワシ山椒煮

短所は「磨く」ものなのである。

 

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目がさめたら9時過ぎで、12時に寝たはずなのにどうしてこんな時間に起き、しかも酒が残っているのかと思ったら、考えてみれば12時過ぎから酒房京子へ出向いたので、寝たのは4時近かったのだった。

12時の時点ですでに意識は朦朧としていたから、すぐに思い出せなかったのである。

二度寝して、のろのろと支度をし、喫茶店「PiPi」へ着いたのは11時。

ブログ更新をはじめたが、集中すると、残った酒で気持ちがわるくなってくる。

そういうときは、迎え酒をするのがいいのはわかり切った話である。

喫茶店PiPi

ビールをのみ、なんとか記事を完成させた。

 

昼酒は、そのままPiPiですることにした。

喫茶店PiPi

アテはまかないのために用意された、タイカレー。

店主のマチコちゃんは料理がうまい。

喫茶店PiPi

既製の粉をつかっているが、それに自分で調味料を足し、甘辛く、コクのある味に仕立てている。

 

このところたびたびPiPiで昼酒をしているが、「昼酒は喫茶店にかぎる」と思うようになっている。

飲み屋で昼酒するのとくらべ、はるかに酒がうまい。

やはり酒は、健全な場所でのむのがいいのである。

天気がいい日の屋外などが代表で、「休日感」がひしひしと増幅される。

まわりであまり酒をのむ人がいないのがいいわけで、自分だけがのむからこそ、特別な感じが味わえる。

さらにPiPiは、マチコちゃんがお酌をしてくれたりもするから、気分のよさは格別だ。

 

のみ終わり、「さてそろそろ帰って昼寝しようか」というちょうどその時、池井くんがまたしてもあらわれた。

「これは仕方ない」という話で、ぼくは池井くんがのみ始めると、負けず嫌いが刺激され、のまないわけにはいかなくなる。

喫茶店PiPi

というわけで、ビールをおかわり。

池井くんはジャック・ダニエルをボトルキープし、昼間からそれをロックでのむから大したものだ。

 

池井くんはのみ終わると、そのまま仕事へ出かけていった。

もう夕方近くになっていたから、ぼくも昼寝はしないでこのまま仕事しようと思ったが、「一旦」とおもって家に帰るとベッドがぼくを誘惑する。

結局いつも以上にたっぷり昼寝することとなった。

おかげで仕事はちっとも捗らなかったが、こういう日もあるのである。

 

夜はイワシを買ってあり、これを煮付けることにした。

イワシ山椒煮

イワシの旬は夏から秋だが、サンマとちがってそれ以外の時期も年中あり、値段も安いからありがたい。

 

イワシはショウガだけで煮るのもいいが、梅干しをいれるのが定番だ。

酸味はイワシとよく合うし、骨をやわらかくする作用もある。

しかし昨日は、冷凍庫に実山椒がはいっているからそれを使うことにした。

去年の春に冷凍したから、さすがにそろそろ使ってしまう必要がある。

 

鍋にだし昆布を敷き、うす切りにしたショウガをいれて、水で洗ったイワシをならべる。

イワシ山椒煮 作り方

イワシのわたは足が早く、日がたつとお店は頭とわたを落として売るから、頭がついているイワシはわたまで食べて問題ない。

水をイワシがかぶるくらいいれ、これが2カップなら、酒とみりん、砂糖を大さじ4ずつ、穴をあけた梅干しなり実山椒なりをいれ、梅干しをいれない場合は酢大さじ1をいれる。

強火にかけ、煮立ったら弱火にし、アクをとりながら10分煮る。

 

10分たったら、しょうゆを梅干しをいれた場合は塩気があるから少なめの大さじ2、それ以外の場合は大さじ3いれ、落としブタをしてコトコト煮る。

イワシ山椒煮 作り方

煮時間は、1~2時間煮ると骨まで完全にやわらかくなるのだが、きのうは30分でお茶をにごすことにした。

これでも骨は、そこそこ食べられるようになる。

煮上げるまえに、味を見ながらしょうゆ大さじ1くらいを足し、ひと煮立ちさせて火を止めて、しばらくおいて味をしみさせる。

 

イワシは煮ても、脂がぬけずモソモソしない。

イワシ山椒煮

ただしこれは、ふつうの鍋で時間をかけて煮た場合の話で、圧力鍋をつかってしまうと台無しになるのである。

 

きのうはあとは、菜の花の吸物。

菜の花の吸物

昆布と削りぶしのだしに、カップ1にたいしてうすくち醤油大さじ1、みりん小さじ1で味をつけ、油あげとしめじをさっと煮たら、さっとゆで、水に取ってよくしぼった葉の花をあたためる。

 

冷奴。

冷奴

削りぶしとゆず胡椒、しょうゆ。

 

タコの煮汁で炊いたゴボウ。

タコの煮汁で炊いたゴボウ

 
 

すぐき。

すぐき

 
 

酒はぬる燗。

酒はぬる燗

のみながら、

「短所は『磨く』ものだ」

と思ったのである。

 

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家でのむとき、ツイッターを相手にすることが多いのだが、これがかなり気分がいい。

「ダラダラ感」が増すことは、テレビを見ながらのむのと似たところもあるが、ツイッターはさらに自分が発信できるから、酔っぱらいのたわ言を吐くことができるのもいいのである。

きのうはツイッターを眺めていたら、

「人が当たり前に手に入れるものを、自分はなかなか手に入れられなかったりする。
でもそれも自分の人生、与えられた範囲で精一杯やるしかないし、それも悪くない・・・」

という趣旨の投稿がながれてきた。

ぼくはこれに共感し、それからあれこれ、考えることとなった。

 

この投稿を送った人がどんな背景を持つのかはしらないが、たしかに何かに執着してしまうと、自分がそれをできないことが辛くなることがある。

それができる他人をうらやみ、自分を「不幸だ」と思うこともあるだろう。

また逆に、他人とくらべることにより、自分を「幸せだ」と思うこともあるかもしれない。

これらがどちらも勘違いであることは言うまでもない話で、幸せは誰にとっても、自分で見つけ出すものだとぼくはおもう。

大きな家に住んでいても、それが必ずしも幸せとはかぎらない。

安いイワシやら豚こま肉やらを食べることが、不幸せではないのである。

 

さらにいえば、自分の「短所」や「失敗」とおもうことを、否定してしまうのでなく、前向きに受け止めることが、道をひらくのではないかという気がぼくはする。

そう思うようになったのは、知り合いの画家が言った言葉がきっかけになっている。

ぼくより一回り年上のその男性は、

「短所を磨かなくてはいけない」

と言う。

「長所」は社会に認められることだから、誰でも似たようなものになるけれど、「短所」は社会に認められないため、逆に人それぞれになる。

それこそが「個性」であり、短所をみがくことこそが「個性をのばす」こととなる・・・。

ぼくはこの画家の言葉を聞いたとき、目からウロコが落ちるような心地がした。

 

言われてみれば、短所をふくめて「自分」である。

失敗をふくみ込んでこそ「自分の人生」となるだろう。

 

自分自身を愛することが、何かを生みだす力となる。

自分の人生を愛することが、未来を切りひらくのではないだろうか。

 

そんなことをぼんやりと思いながら、きのうぼくは酒をのんだ。

一日酒をのんでいたから早々と眠くなり、12時過ぎには布団にはいった。

 

「もう少し飲み過ぎないようにした方がいいんじゃないかとぼくは思うよ。」

チェブラーシカのチェブ夫

そうだよな。

 

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