サンマの値段が大幅に下がっていたから、今回は酢じめにして食べたのである。

サンマ 酢じめ サンマ

魚屋へ行ったら、この間まで450円していたお造り用のサンマが大幅に値下がりし、250円になっていた。

サンマ 酢じめ

そこで早速このサンマを買って、今回は酢じめにして食べたのである。

 
昨日は本当は、デートの約束が入っていた。

今週に入って急に決まったもので、買い物をして家に来て、鍋でもやろうという話になっていたのだけれど、待ち合わせの連絡をとりあう段階で、お互いに我を張り合うことになってしまい、デートは不成立、今後ももう会わないことになった。

残念な話だけれど、人間歳を重ねてくると、どうしても譲れないことが出てくる。

気持ちはあっても、そこが折り合えなければ関係を続けることはできない。

 

まだ付き合ってもいなかったのに、もう別れたという話で、ぼくの人生の中でも最も早く終わった恋愛だったのだが、それでも別れれば別れたなりに、あれこれ後悔することが出てくることになる。

昨日はそれをあれこれグジグジと考えていたのだが、そうすると気が付いたら、ちょっと前まであれほど考えていた前の彼女とのことを、昨日はまったく考えなくなっていた。

恋愛の傷は、新しい恋愛によってのみ癒やすことができるというが、その新しい恋愛は、たとえ実ることがなくても、古い恋愛の傷をいやす効果があるようだ。

そうならば、もしこれからまた恋に破れることがあっても、傷だらけになる心配はないというわけなのである。

 

というわけで昨日は、せっかくポッカリと空いた時間だからと、溜まっていた仕事を全て片付け、夕方になって買い出しに出かけた。

暗い雲が立ち込め、今にも雨が降り出しそうだったから、急いで行って来なくてはいけない。

商店街で、まず魚屋へ行ったら、ちょっと前まで450円だったお造り用のサンマが、250円になっていた。
これはやはり、買わなくてはいけないわけである。

サンマは今年、まずお造りにし、それからなめろうにした。
3回めの今回、どうやって食べるかといえば、それは「酢じめ」に決っている。

酢じめは青魚を食べるには、代表的なやり方だ。
塩で締め、さらに酢で締めないといけないから、お造りやなめろうに比べると手間はかかるが、その分おいしくなるのは間違いない。

すし飯に乗せて姿寿司にするのもいいが、昨日はそれほど腹が減っていなかった。

なので酢じめはそのままで食べ、にゅうめんをメニューに加えることにした。

 

魚屋から豆腐屋へ行き、八百屋で買い物を済ませると、商店街のアーケードにけたたましい音を立て、激しい雨が打ち付けはじめた。

傘を持たずに出てきたから、アーケードの下でしばらく待ち、小降りになったところで走って家まで辿り着いた。

 

サンマは三枚におろすわけだが、これはもしやり方が分からなければ、魚屋でもスーパーでも、頼めばいくらでもやってもらえる。

サンマ酢じめの作り方(1)

やってもらう時、横でやり方を見ていれば、それ程難しいことでもないから、次は自分で出来るようになる。

 

三枚におろしたサンマは皮を剥ぎ、よく水で洗って水気を拭きとり、たっぷりと塩を振る。

サンマ酢じめの作り方(2)

冷蔵庫に1時間くらい置き、また水洗いして水気を拭きとる。

 

次に酢に漬ける。

サンマ酢じめの作り方(3)

酢には砂糖をほんのちょっぴり溶かし込み、だし昆布の切れはしを一緒に入れる。

 

小1時間で酢漬けは終了。

サンマ 酢じめ

適当な大きさに切り分けて、みょうがや大葉、おろしたショウガなどの薬味を添え、ポン酢しょうゆで食べる。

 

青魚の酢じめは、お造りよりもむしろおいしい。

サンマ 酢じめ

二人鍋は夢と消えたが、一人の酢じめも、悪くはない。

 

「あきらめないで、また次へ行くのがいいね。」

チェブラーシカのチェブ夫

がんばるよ。

 

◎関連記事

サンマはやはり、「なめろう」だ。

コメント

  1. ニモ より:

    さんまの酢じめ、美味しそうですね。
    さんまの酢じめは食べたことありませんが、酢でしめるにしても、昆布でしめるにしても、手が込んでるって感じで良い感じです。
    お料理の想像力と、人としての奥深さは比例しているような・・・。
    美味しいものを食べると、心豊かになる気がします。
    次の恋愛のお話も、楽しみにしています!!

  2. ワカナ より:

    こんばんは。いつも拝見させていただいております。私は30代後半独身婚活中なので、付き合っていない男女がお互いに我をはりあいデートできずっていうのはわかるんです。ところでお聞きしたいのですが、付き合っていない段階でデートは二回目とか三回目ですかね??その段階で男性の家に行って鍋っていうのはありなんですかね??
    それは本命だから家に呼ぶって感じなんですね?高野さんのブログを読ませてもらっていて本命の彼女だから呼ぶ。遊びではないと感じたのですが、わたしは今まで付き合ってもいない男性の家に行ったらだめだと思っていました。遊ばれるといいますか。。参考になりました。ありがとうございます。

    • shunichitakano より:

      その彼女は、付き合いたいと思っていたんですが、そうならなかったということですねー。

  3. ノーキ より:

    50絡みのオッサンの恋バナ(笑)
    「うげぇ〜」とか言いつつ喜んで読んでます。
    チェブ夫も羨むような運命の人を見つけて下さい!
    こっそり応援してます。

  4. ゆうり より:

    その方とは縁がなかったんですねぇ~…残念でした。
    一緒に過ごすうえで、気持ちの譲り合いは大事だと思いますけど、どうしても曲げられないことってあります。わかります、わかります。

    やはり新しい恋で 恋の傷を癒すのが一番ですね(^^)

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