科学は「創造」を説明できないのである。(豚肉の吸物)

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物 豚肉

 
昨日は冷蔵庫の残り野菜をすべて叩き込み、「野菜がすんごい一杯入った豚の吸物」を作った。

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物

これを肴に酒を飲みながら、ぼくは「科学は『創造』を説明できない」と改めて思い至ったのである。

 
冷蔵庫に野菜があれこれ余っていて、これを処理しないといけなかったのだ。

特にガッポリ余っていたのが白菜で、これをどうやって食べようかと思い悩んだ末、豚肉といっしょに吸物にすることにした。

「豚肉の吸物」というと、「臭みが出ないか」と心配する人もいるかもしれない。

でも関西には「肉吸い」呼ばれる肉の吸物があり、普通は牛肉が使われるけれど、豚肉で作ることもあって、何も問題ないのである。

 

豚こま肉200グラムは、食べやすい大きさに切り、沸騰させて火を止めた熱湯で「しゃぶしゃぶ」と湯通しする。

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物 作り方

これは「臭みを抜く」というより、あとでアク取りの手間を省くためなのだ。

それからだしを取る。

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物 作り方

4カップ半の水に、だし昆布の切れっ端とかつお節のミニパック4袋をいれ、中火にかけ、沸いてきたら弱火にし、4~5分煮出してザルで濾す。

 

このだしに、酒大さじ4、うすくち醤油大さじ3、塩少々で味をつけ、まず野菜を煮えにくいものから煮る。

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物 作り方

昨日は大根、ニンジン、ゴボウ、白菜の茎、ネギの青いところ、油あげである。

火が通ってきたら、白菜の葉、ネギの白いところ、しめじ、それに豚肉を入れる。

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物 作り方

2~3分煮て、野菜がやわらかくなり、豚肉の色が変わったら火を止める。

 

薬味は好みでおろしショウガをちょんと盛る。

野菜がすんごい一杯入っている豚の吸物

豚汁もうまいけれど、これもビックリするくらいうまいのである。

 

あとは先日の残りのカブの煮物。

先日の残りのカブの煮物

寝かしてあったから味がしみまくっている。

 

厚揚げの焼いたの。

厚揚げの焼いたの

おろしショウガと青ねぎ、味ポン酢。

 

カブの梅和え。

カブの梅和え

厚く皮をむき、うすく切ったカブを、叩いた梅干しと塩昆布といっしょに揉む。

 

レタスの酢の物。

レタスの酢の物

塩もみしてしばらく置き、水で洗い、よく絞ったレタスを、ちりめんじゃこと一緒に酢大さじ1、砂糖小さじ1、塩少々で和える。

 

酒はぬる燗。

酒はぬる燗

昨日はこれを飲みながら、

「科学は『創造』を説明できない」

と改めて思い至ったのである。

 

さて「科学」なのだが、昨日はツイッターを相手に酒を飲んだのである。

このところボコボコ叩かれているものだから、ツイッターに呟こうとすることも、思い浮かぶのはどうしても愚痴っぽいものになる。

「もう少し楽しくなることを呟きたいな・・・」

そう考え、思い付いたのが「ぼくの夢」なのだ。

50を過ぎた、あとは「きれいに死ぬばかり」のおっさんが、「夢」などと口にするのは憚られるものはあるのだが、ぼくには「これが自分なりにでも見つかったらその日に死んでもいい」と思える夢があり、昨日はそれを呟いていたら、楽しくなってきたのである。

 

その夢とは、「科学」に関することなのだ。

科学には、今どうしてもうまく説明できないことがあり、そのことが、現代の様々な問題の発端にもなっていると思うのだ。

 

例えば料理をする前、「食べたいものを思い浮かべる」プロセスを考える。

科学がこれを説明すると、

「様々な選択肢の中から、自分が一番「食べたい」と思えるものを選ぶ」

となる。

もちろん人によっては、レシピ本などをパラパラと眺めながら、何を作るか考える人もいると思う。

でもそうしてしまうと、かえって自分が何を食べたいと思っているか、分からなくなる場合がないか。

 

むしろ「食べたいもの」は、「一気に」思い浮かぶのではないだろうか。

時間がかかる場合はあっても、食べたいもののイメージが、あるときドーンと頭に浮かぶ。

また仮に「選択している」としてみても、食べたいものがあらかじめ決まっていれば、選びようもあるだろう。

でも食べたいものがまだ思い浮かんでいない時点で、選択のしようがないではないか。

 

さらに「食べたいもの」は、まだ食べたことがないものや、作ったことがないものも、思い浮かべることができる。

これは科学によれば、

「作り方などがランダムに組み変わり、新たな料理が一つの選択肢となる」

と説明される。

ランダムに組み変わるということは、新たな料理は「まずい」ものもあり得るわけだ。

でも新たな料理は、実際に食べてみてどうかは別として、「こうしたらうまいんじゃないか」というものしか思い浮かばないのではないだろうか。

 

現代、コンピュータがこれほど進歩しながらも、「アトム」のような、人間のように話したり、考えたりするロボットがなかなか登場しないのは、ここに一つの理由がある。

コンピュータは、多くの選択肢を検討することは得意でも、何かを「創造」することは苦手だからだ。

科学者の多くは、それは「程度の問題」であり、もっとコンピュータが進歩すれば、コンピュータも創造できるようになると考えている。

でも科学者の中には、「創造を含みこむには、科学そのものが大きく変わらなければならない」と考えている人もいるのである。

 

ぼくは科学者ではないから、科学そのものの発展に「何らかの寄与がしたい」と思っているわけではないのだ。

ただ科学は、現代人の考え方に大きな影響を与えていて、もし科学が「創造を含みこむ」ことになるとすると、その「考え方」がどう変わることになるのかに、とても興味があるのである。

 

「まあ夢を持つのは自由だからね。」

チェブラーシカのチェブ夫

そうだよな。

 

 

◎関連記事

「科学」が金を稼ぐやり方は悪辣なのである。

個人商店で買い物すると献立が決まりやすいのである。

「見る」ことがすでにコミュニケーションなのである。

ぼくは「世界を変えたい」のである。

「四条大宮は世界で一番すばらしい交差点」なのである。
 

コメント

  1. zzz より:

    いやー,2ch見ました。
    正に「小人閑居して不善をなす」
    信念を持って生きる人に対する,何も持たないヒトビトの嫉妬ですね。
    ネットの匿名性を借りて,自分たちの貧しい心を露呈する・・・卑怯で,悲しい,情けない,寂しい人生が見えます。
    ほっときゃいいんです。自滅しますから。
    ちょっとよさげな言い方だと,無明ってところでしょうか。

    BBQの体験を自ら語れる強さがあれば,ごまめの歯ぎしりなんか気にしていないですよね。
    僕もなかなか人になじめない性格でしたが,今は真反対です。
    人間的に豊かな人たちと仲良く愉快にやっています。
    逆に,情けないヒトビトはトラブルを起こして居場所が無くなり,どんどん輪から外れていってしまいます。
    どこへ行くんでしょうね?彼らは。
    多分,そんな人間ばかり集まる,すさんだ場所にたどり着くのでしょう。

    ちなみに私の実体験から言いますが,本当に臭いがすれば,電車に乗ったら周囲の人が席を立ったり,黙って遠ざかります。
    そんなことはないでしょう?高野さんの場合
    当時病気していまして,これは本当に悲しかった。
    気にすることはありません。
    「臭いがする」なんて,実態のないことしか言いがかりを付けられない情けない奴らの使う常套手段ですから。

    これからもがんばってください!

    もし掲載に不都合が有るようでしたら,この発言は削除してください。

  2. 酒呑み より:

    はじめまして、いつも楽しく拝見してます(^_^)

  3. ねぎこ より:

    揺らいじゃうから2チャン見ない!

    ただ高野さんを楽しみたいです!

    今日酒蔵の酒粕買いました!
    近々豚でしてみます(*^^*)♪
    もちろん初挑戦でっす!

  4. ゆうり より:

    2chなんてどーでもいーって感じです。
    ケチや文句しか言えない人たちって本当にかわいそう…
    高野さんの料理はもちろん、その他の飲み屋さんのお話しや高野さんの自論を読むのも私は好きですよ。
    人それぞれいろんな考え方・感じ方があるから、嫌なら見るなってことです。
    また楽しみにしています!!

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