【カブと豚肉のちょっと洋風煮】コッテリ味をほっくり吸ったカブは身体があたたまり、2,994回くらい死ぬ

新百合ヶ丘のスーパーへ行ったら当たり前のようにカブが売っていたのだが、輸送費がかかるからだろう、これが沖縄ではものすごく高くて手が出ない。

まず寒いし、人は多いし、おまけに苦手な実家に長期滞在するハメになっているしで、父の件で沖縄から川崎に来て、いいことは一つもないと思っていた。
でももっとも好きな野菜の一つであるカブを安く手に入れられるのはありがたい。

これを使って、小鍋で汁物を作ることにした。





 

カブはあっさりしていて、大根のようなクセもなく、煮るにはコッテリさせるのがいいのである。

クリームシチューに入れるのは定番の一つだと思うけれど、コッテリとさせるならやはり豚肉。
これをオリーブオイルとにんにくで炒め、ちょっと洋風に仕上げることにした。

 

「ちょっと洋風」とは、完全に洋風ではないという意味で、当たり前だ、オリーブオイルを使うにもかかわらずしょうゆも使う。

オリーブオイルはバターをあっさりとさせたような味なわけで、これをしょうゆと合わせると、「バターじょうゆ」のようになる。
日本人にはまさにゴールデンな味なのだ。

 

だしはかつお節で取ればもちろんうまいが、オイスターソースがその代わりとなる。

ただしそれだけではやはりちょっと物足りなくて、最後にレモン汁(ポッカレモン100)と粗挽きコショウを振ることで、完全に味が整う。

 

カブを扱う場合にとにもかくにも大事なのは、まず皮を厚くむくことだ。
カブの皮は大根とちがって筋張っていて、煮てもやわらかくなることはない。

厚くむいた皮を捨てるのは「もったいない」と思う人もいるかもしれない。
ならばゴマ油とちりめんじゃこ、それにしょうゆでじゃこ炒めにしてもうまいが、だいたい自炊で捨てるものの量など、外食産業などに比べれば微々たるものなのだから、もったいないと考えすぎて自炊が面倒になるよりは、皮など罪悪感なしに捨ててしまうのがいいのである。

 

それから直径7~8センチ以下の「小かぶら」の場合、煮すぎると溶けてしまう。
しかも徐々に溶けるのではなく、煮時間が限界に達すると、あるところで瞬間的に姿を消す。

なのでカブは、くれぐれも煮すぎないことも大事だ。
4~5分だと思うのだが、箸ではさんでみたり食べてみたりしながら煮加減を確認し、「そろそろかな」と思ったら、手早く煮上げなくてはいけない。

 

あとは難しいことはない。

アルマイト製の鍋の場合、炒めると焦げ付きやすいが、火加減を弱火にすれば問題ない。

 

鍋に、

  • オリーブオイル 大さじ1
  • にんにく たっぷり2かけとか(みじん切り)
  • 豚バラうす切り肉 80グラムとか(塩をかるく振って食べやすい大きさに切る)

を入れて弱火にかけ、5分くらい、にんにくがきつね色になり、豚肉の脂がじんわりと出てくるまでじっくり炒める。

 

  • 直径4~5センチのカブ 3個(茎を5ミリほど残して切り落とし、厚く皮をむく。茎のあいだに詰まっている砂はようじなどでほじくり出してもいいが、気にしないでそのままにしてもいい。小さめなら6等分、5~6センチあるやつなら8等分のくし切りにする)

を入れ、引きつづき弱火で1~2分炒めて油をなじませ、

  • 酒 大さじ2
  • みりん 小さじ2
  • しょうゆ 小さじ2
  • オイスターソース 小さじ2

を加えてひと混ぜする。

  • 水 2カップ

を入れて中火にし、煮立ってきたら弱火にして、味をみながら塩を加え、

  • 油あげ 1枚(タテ半分に切ってから1センチ幅くらいに切る)
  • カブの葉と茎 3個分(ざく切り)

を入れ、4分くらい、「そろそろカブがやわらかくなってきたかな」というところまで煮る。

  • 片栗粉 大さじ1
  • 水 同量

の水溶き片栗粉を少しずつ加えて、かるくトロミをつけ、

  • レモン汁 大さじ1
  • 粗挽きコショウ わりとたっぷり

を振って、食卓に出す。

 

これは、マジでうまいのだ。

 

コッテリ味をほっくりと吸ったカブは身体が温まり、2,994回くらいは死ねる。

 

そしてもちろん、このカブと豚肉のちょっと洋風煮は、「マジかよ、ちょっと考えられないんだけど」というくらい、酒に合う。

これで飲みすぎないようにしようと思えば、近くの店から誰かに酒を買い占めてもらうしか方法はないと思う。

 

「いい加減にして」

そうだよな。











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