「最低限」は「それ以上」を期待することでもあるのである。

2013/11/29

昨日は四条大宮のいつも行くバー「スピナーズ」、それから立ち飲み「てら」で酒を飲んだ。

四条大宮 スピナーズ

お客さんと飲みながらあれこれ話しをし、「最低限」を決めることは、「それ以上」に淡い期待を持つことでもあると、改めておもったのである。


 
ぼくの生活について、

「高野さんにとっては『タリーズコーヒー』が書斎で、『スピナーズ』がリビングみたいなものだね」

と言った人がいるのだが、まさにその通りである。

ぼくは1日に1回ないしは2回、タリーズへ行ってブログを書いたり仕事をしたりし、週に2回ほど、スピナーズなどの酒場で常連さんと話をする。

 

ブログや仕事を家でやらずに、わざわざタリーズへ行ってやるのは、家だと「煮詰まってしまう」からである。

特に、深く考える必要があることは、家だと目のまえにベッドもあり、考えているうちに必ず眠くなって寝てしまう。

まわりに人がいて、多少ザワザワしているほうが、ぼくは集中できるのだ。

またタリーズは、店員の男の子や女の子などと二言三言話しをし、ひとり暮らしの孤独感を癒やすのも、行く目的の一つとなる。

 

ただもちろん、タリーズでの世間話や、あとは買い物のときの商店の人との会話、ネットでのやり取りだけでは物足りないのはまちがいなく、もう少しガッツリ、「人と話したい」とおもうわけである。

さらにできれば、女性と軽口をたたき合い、恋愛感情を発散させたいところでもある。

そこでスピナーズなどの酒場にくり出すことになる。

酒場での人とのやり取りまでを含めたとき、ぼくの生活は「そこそこの幸せ」で満たされることになっている。

 

ただしスピナーズが「リビング」と違うところは、「誰がいるかわからない」ことである。

カウンターには男性はぼく一人、あとは全員女性という、天国のような時もあるし、全員が50代のおっさんばかりという地獄のような時もある。

だからぼくは、スピナーズへ行く際には、「最低限」を決めることにしている。

「最低限、マスターのキム君と話ができれば、それでいい」と思っていれば、お店へ行ってガッカリすることもないわけだ。

 

酒場に誰が来るかは、「運」によって決まることだ。

運は良いほうがいいけれど、とりあえずは当てにしないのが、精神衛生的にいいのである。

 

昨日はスピナーズへ行ったら、カウンターに座っていたのは松下奈緒似の女性だった。

四条大宮 スピナーズ

これは運は、「いいほう」だといえる。

ぼくは松下奈緒の隣にすわり、ビールをたのんだ。

それから松下奈緒と話したのは、再び「結婚」についてだった。

 

松下奈緒は以前ぼくと話したとき、
「結婚はする気がない」
と言っていた。

離婚経験がある松下奈緒は、下手な男性と結婚するくらいなら、「ひとりが気楽」とのことだったのだ。

しかし昨日松下奈緒は、酒の酔いがまわるにつれ、それとは少し違った話をしはじめた。

結婚願望は「ある」のだとの事なのである。

 

すでに子供がいる松下奈緒は、子供をさらに産む気はないが、「好きな男性としみじみ暮らす幸せ」は、十分味わってみたいとは思うのだそうだ。

さらにその男性を自分が看取り、その先は孫や玄孫にかこまれて、
「90までは生きたい」
と言う。

これは「女の幸せ」のまさに王道だとおもうけれども、そのためには「自分が好きになれる男性」と出会えることが必要だ。

しかし出会いは「運」が決めることだから、松下奈緒はまずは自分だけの力で実現できる「最低限の幸せ」として、「気楽なひとり暮らし」を選んでいるということなのだろう。

 

スピナーズには昨日も、マスターキム君特製のつまみが用意されていた。

四条大宮 スピナーズ つまみ 

スパムソテーとラタトゥイユ、どちらも300円。

キム君は、出すものがいつも洒落ているとおもう。

味も昨日も、どちらも良かった。

 

スピナーズでは、ぼくはビールのあとは焼酎のお湯割りを2杯飲み、松下奈緒を無理やり引き止め1杯おごった。

立ち飲み てら

「もう少しなにか食べたい」と、スピナーズを出て向かった「てら」で、昨日はさらに「結婚」の話になったのである。

 

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というわけで、四条大宮の立ち飲み屋「てら」へ行くと、お客さんは若い男性が一人だった。

てらは男女のお客さんであふれ返ることも少なくないから、多少ガッカリしなくもないが、ぼくはてらでの「最低限」は、大将の「料理」と決めている。

 

頼んだのは・・・、

立ち飲みてら スパサラ

スパサラ100円。
 

鶏つくね130円。

立ち飲みてら 鶏つくね

 

豚天250円。

立ち飲みてら 豚天

 

厚揚げ焼き120円。

立ち飲みてら 厚揚げ焼き

毎度同じものなのだが、昨日もどれもうまいのである。

 

つまみを食べているうちに、女性客が、そして男性客が、ドサドサと入ってきた。

立ち飲みてら

賑やかになった店内で、チェブ夫はまたいい思いを一人でしている。

 

てらでの常連さんの話は、再度「結婚について」となっている。

独身の人間は、やはり結婚にたいしては、無関心ではいられないだろう。

一人の男性は、

「つき合っていた彼女に突然連絡を絶たれてしまい、いまだに『何が悪かったのか』がわからない」

と話している。

これはぼくも、全くおなじ境遇で、同情すること頻りである。

 

そうすると今度は以前、「結婚は必要を感じないから、する気がない」と言っていた30前後と思われる女性が、再びそのことについて話している。

ただ今回、同じことでも、ぼくは松下奈緒と話していたから、前とは違ったように聞こえてきた。

女性は、

「自分が知っている男性は、それぞれに良さがあるから、そこから『誰』とは選べない・・・」

と話している。

しかしさらに、

「だからもし、私が結婚するとしたら、『電撃結婚』しかないな」

とも言うのである。

 

この女性にとっても、「結婚しない」ということは、自分でできる最低限の幸せを確保することなのだろう。

それさえあれば、仮にどんなことが起こっても、ガッカリすることはない。

しかし人生、何が起こるかわからない。

この女性にしても、その可能性を否定してはいないのだ。

 

先が見えない今の時代、高度成長期の時のように未来を夢見てがんばっても、それを得られるとは限らない。

むしろ現状でできる「最低限」を、とりあえず確保するのが先決だろう。

そこから先は、「淡い期待」を持ちながら、無理せず進んでいけばいい・・・。

それが今の時代の生き方なのかと、ぼくは昨日、改めておもったのである。

 

「ぼくも彼女ができたらいいな。」

チェブラーシカのチェブ夫

そうだよな、お前のことも考えてやらないとな。

 

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◎食べログ

スピナーズ(食べログ)

立飲みてら(食べログ)
 

◎関連記事

「結婚しない」と決めるのも賢いかもしれないのである。

一人暮らしは気楽なものなのである。

ぼくの幸せは、これなのである。

幸せは、自分で生み出すものなのである。

仕事のし過ぎには、気を付けないといけないのである。

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