「結婚しない」と決めるのも賢いかもしれないのである。

2014/04/06

昨日は四条大宮で外飲みをし、30前後の女性何人かとあれこれ話す機会があった。

四条大宮 てら

話をしながら、「結婚しない」と決めるのも賢いかもしれないとおもったのである。

 

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ずいぶん前にもらった28歳未婚男性からのコメントで、ずっと引っ掛かっていることがあった。

ぼくが、

「今の若い人が、『自分は金もない、定職もない、彼女もいない、家も車もない、だから不幸だ』と思うことが多いのではないかと、ぼくは想像する」

と書いたことに対し、

「『金もない、家も車もない~が不幸だとも<思わない>』というのが自分の感覚ですし、周りの友人と話していてもそういった傾向が強いと感じます」

とのことで、さらに

「家や車や家族を持つことも、せっかくの自分の人生の身軽さを捨て去る選択に思えます」

とのことなのである。

 

このコメントを見たとき、ぼくはすぐにはピンと来なかった。

それはぼくが「若い人は心の底では、結婚し、子供を作りたいと望んでいるのではないか」とおもい込んでいたからだ。

でも昨日、30前後の女性何人かと話をして、若い人のなかには、負け惜しみなどではなく、「結婚しない」と考えている人がいるのだと実感した。

ぼくはそれも、今の時代、一つの「賢い選択」だとおもうのである。

 

実際のはなし今の時代、景気がすぐに上向くとはおもえない。

政府の政策で「景気がよくなっている」といわれるが、ぼくから見れば、政策はすべてカンフル剤のようなもので、抜本的な取り組みが全くされていないから、景気は一時的によくなったとしても、次にはさらに、前よりもっと悪いところへ落ちるのではないかとおもう。

そういうなか、たとえば「住宅ローンを組む」などというのは大きなリスクを抱えることになってくる。

10年後ですらわからないのに、20年、30年のローンを支払いつづけるなど、想像を超えることだろう。

 

そのような時代に「身軽に生きる」ということは、たしかに検討の余地がある。

人ひとりが生きていこうと思うなら、そう難しいことではない。

ぼくも定職につくこともなく、フリーの仕事をしているが、何とかうまい酒を飲み、生活に幸せを感じることが今のところは成り立っている。

ぼくの場合はバツイチだし、もう今さら「結婚したい」とも思わないわけだけれど、若い人が、やはりそうしてリスクのすくない生活の仕方をえらぶのも、「理解できるな」と思うようになったのだ。

 

「幸せ」は、「おいしい酒を飲む」ことで、ぼくの場合はかなりのところ満たされる。

毎日の自炊でも、けっこうな幸せを感じるし、それからあとは、週に一度の新福菜館三条店。

 

昨日もまずはビールにキムチ。

新福菜館三条店 ビール

 

それから餃子を肴にビールを飲み、餃子とビールはおかわりする。

新福菜館三条店 焼き餃子

 

最後に大盛りラーメンを食べ、あまりにうまくてノックアウト。

新福菜館三条店 大盛りラーメン

さらに帰って2時間ほどぐっすり寝ると、たまらない満足感があるのである。

 

夜は外に飲みに出かけた。

酒の「うまさ」は、飲みながらの人との会話によっても大きく左右されてくる。

 

いつも行くバー「スピナーズ」が昨日は休みだったから、まず行ったのは、イタリアンバル「ピッコロ・ジャルディーノ」。

ピッコロ・ジャルディーノ オリーブのオイル漬け

ビールにオリーブのオイル漬けをたのみ、常連さんやお店の人とあれこれ話す。

ちょうど20代後半の女性がいたから、「結婚」をどう考えているのか聞いてみた。

すると答えは、

「いい相手が見つかればしてもいい」

とのことだった。

 

ただし相手の条件は、

「きちんと貯金している人」

とのことである。

これはもっともなことなのだが、この瞬間にぼくは相手の資格をうしなった。

それから、

「仕事はつづけ、子供はいらない」

とのことだった。

これも今は多くの女性が思っていることなのだろう。

 

ピッコロでビールを2杯飲んだあと、昨日はそれから立ち飲み「てら」へ、ちょうど居合わせた田村正和似の男性と連れだって流れた。

田村正和似の男性も、てらへは時々行くのだそうだ。

 

てらでは行く回数を重ねるごとに、常連さんと話しやすくなっている。

立ち飲みてら

ぼくは関西流のやり取りは、まだまだ上手くできないけれど、お店にいるのはとても楽しく、居心地がいいのがうれしいのである。

てらでもやはり、30前後の女性何人かが、「結婚」についての話をしていた。

「早く結婚したい」という女性もいたが、一人は、

「結婚には必要性を感じない」

と話している。

 

その女性は、

「結婚は、男性がいないとできないことでもあれば考えなくはないけれど、自分は仕事もしているし、たとえばAV機器の配線なども全部一人でできてしまうし、男性なしで困ることが全くない」

と言う。

「よほど『その男性の才能に惚れ込む』ことでもないと、結婚はしないと思う」

とのことだった。

その女性はかなり可愛く、服装もおしゃれだったから、もしその気になって相手を見つけようとおもったら、瞬間に見つかるのではないかとおもう。

ぼくは話を聞きながら、「仕事に夢中になってしまった結果、婚期をのがす」のではなく、明確な「意思」として、「結婚しない」と決める世代が育っているのを実感した。

 

てらでは色々食べたけれど、昨日初めて食べたのは、鶏天おろしポン酢200円。

立ち飲みてら 鶏天おろしポン酢

皮はさっくり、中はモチモチ、これも大変うまかった。

 

件の女性のグループとは、ぼくと田村正和似の男性も一緒に話をしたりもした。

四条大宮 てら

 

チェブ夫はまた、女性にしっかり抱きかかえられ、一人でいい思いをしていたのである。

立ち飲みてら

 
 

さて結婚せず、ひとり暮らしをしていても、まず「食」についての幸せは、それなりのものを手に入れられる。

ただ人間、男性なら女性、女性なら男性との関わりも必要だ。

ぼくは昨日、それをこうした立ち飲み屋やバーが、提供しているのを改めて感じた。

しかしその関わりは、ぼくが以前思っていたような、「彼氏・彼女を見つけるため」としてではなく、もっと「淡い」形で成り立っているのが、ぼくは昨日よくわかったのである。

 

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というわけで、「出会いの場としての酒場」についてなのだけれど、ぼくは以前あるバーで、女性が、

「結婚もしたくはないし、さらに彼氏もべつにいらない」

と言うのを聞いたことがある。

彼氏ができ、いちいち待ち合わせなどを約束するのが「煩わしい」のだそうだ。

しかしこれは、「結婚しない」とおもう若い人にとっては当然のことなのかもしれない。

さらに付き合う相手ができてしまうと、やはり「結婚」をどうしても意識することにもなるだろう。

 

そういう、「結婚相手も、彼氏もいらない」という考えの女性が、男性と関わりをもつための場として、酒場は打ってつけであることが、ぼくは昨日、よくわかったのである。

酒場のカウンターでは、男性と女性は一対一でなく、多くは複数でのやり取りになる。

だからそこでは、相手と深い関わりになってしまうのを避けながら、淡い形で、恋愛願望を発散させることができるのだ。

ぼくは昨日、酒場の意義をはじめて理解したような気がした。

 

実際「スピナーズ」でも「てら」でも、30代の女性は多い。

昨日はてらで、狭い店内にギュウギュウにはいった十数名のお客さんのうち、十名ほどが女性だった。

もちろん彼氏を「募集」している女性もいるが、多くはそれを求めていない。

酔いながらワイワイと話をし、男性の腕をたたいたり、可愛い顔をしてみせたりするだけで十分なのだ。

 

だから男性の側も、酒場で本当に楽しむためには、「特定の相手を探す」ことを目的にするのを捨てる必要があるとおもう。

捨てて初めて、お客さんの女性と気安く話せることになるのだ。

昨日も夜が更けてから、たぶんぼくと同じくらいの年だろう、いかにも「ハントしにきた」というギラつかせた目をした男性が、ずいぶん酒に酔って、てらへ来た。

その男性のまわりから女性がサッと移動したのは、言うまでもないのである。

 

それがわかって、昨日はぼくも、てらでの時間を今までになく満喫できた。

考えてみればぼく自身も、下手に彼女を作ってしまい煩わしい思いをするよりは、そうやって女性と淡くやり取りできれば、とりあえずは十分なのである。

 

てらには1時を過ぎるまでいて、ぼくと田村正和似の男性はさらに飲み直すことにした。

四条大宮 en

行ったのは地中海バル「en」。

行ったら「熊の男性」とぼくが呼んでいる男性がいた。

熊の男性と田村正和似の男性は、どちらも大宮の常連さんだが、顔を合わせたのは昨日がはじめてとのことで、「そんなこともあるのか」とぼくはおもった。

 

「魚介のアヒージョ」を食べ、ワインをさらに2杯飲んだ。

四条大宮 en 魚介のアヒージョ

アヒージョは言うまでもなく、オリーブオイルにパンをひたして食べるのだ。

 

enを出て家に着いたら、もう3時になっていた。

またしても深酒したのだが、これはぼくにとって必要なことだから、仕方がないのである。

 

「ぼくにもこれは必要だな。」

チェブラーシカのチェブ夫

お前はほんとに満喫したよな。

 

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◎食べログ

ピッコロ・ジャルディーノ

立飲みてら(食べログ)
 

◎関連記事

ぼくは酒を飲むために生きているのである。

お店は「くり返し通う」のがおすすめなのである。

一人暮らしは気楽なものなのである。

やはり20代は若いのである。

ぼくの幸せは、これなのである。

-07 外飲み