【メニューの考え方】何をどのように作るかは隅々まで考えよう

2016/04/15

メニューの考え方

 

主婦などで、「毎日献立を考えるのが苦痛」という声は、よく耳にする。たしかに主婦のように料理を「仕事」と位置づけている場合には、献立を考えているあいだは全く仕事が進まないわけだから、その停滞感にイライラするのもよく分かる。

でも自分自身のために料理をする、「趣味としての自炊」の場合は、それは全く事情が異なる。

誰のためでもない自分のための料理だから、目標は、「自分が満足すること」のみだ。自分がいかに満足できるかを考えるのは、享楽以外の何物であるだろう?

自炊では、何を作るかを時間をかけて考えることが、モチベーションを高めるためには大きなポイントになると思う。





 

食べたいと思うものを食べることが「幸せ」

「幸せとは何であるか」は、哲学的に論じることもできるだろうし、人によっても何を幸せと感じるかはちがうと思う。

しかし少なくともその一つとして、誰でもがまちがいなく幸せを感じるものに、

「自分が食べたいと思う通りのものを食べる」

ことが挙げられるのではないかと思う。

これは「おふくろの味」が幸せを感じさせる理由だろうし、好きなラーメン屋に通い続けることも、やはり同じことだろう。

高級なものを食べれば幸せを感じるかといえば、そうではない。食べたいと思う通りの味、頭に細部まで思い描くことができる味を食べたとき、人間は幸せを感じるのではないか。

それが自炊では、いとも簡単に実現できる。自分のことは、自分が一番よく分かるわけだから、自分が今食べたいものを最も作ることができるのは、他ならぬ自分自身だ。

ただし本当に自分が食べたいと思うものを作るには、いくつかの工夫が必要になると思うので、それを下にまとめてみる。

 

メニューは腹が減ってから考えよう

食べたいと思うものを作るためには、その前提として、自分が何かを食べたいと思っていないといけないのは言うまでもないことだ。何かを食べたいということは、「腹が減っている」ということだから、メニューは空腹のとき考えるのが一番いいものが浮かぶ。

たとえば電車で通勤している人は、帰りの電車に揺られながら何を作るか考えるなど、いいのではないだろうか。

僕もだいたい、夜の9時ころに仕事を終え、それから何を食べようか考えはじめる。そして帰り道のスーパーで、食材を買って帰るというパターンだ。

そのように考えたとき、食材をまとめ買いするのは、やはり初心者には悪手なのだ。

ある程度料理に慣れてくれば、家にある材料から食べたいものをひねり出すこともできるようにはなる。でも初心者のうちは、買い物はできる限り食べる直前にするのがおすすめだ。

 

作り方も隅々まで考えよう

食材を買って家に帰り、「さあ作ろう」となるわけだが、いきなり作り始めるのはやめた方がいい。食事の幸せは、「頭で思い描いた通りのものを食べる」ときに感じるもの。そのためには、作る料理のイメージを、できるだけ明確にしておく方が満足度が高くなるのだ。

食材を買い物した時点で、何を作るかは大まかには決まっているはず。家に帰ったら、冷蔵庫の中を見たりもしながら、材料に何を使い、調味料は何を入れ、どのような手順で作るかを詳しく考えるようにする。

その際、酒を飲みながら考えるのは、非常におすすめ。酒は理性を取り払い、本能を活性化する働きがある。「食欲」はまさに本能の最たるものなわけだから、飲みながら料理のことを考えると、いいアイディアが浮かぶのだ。

僕はだいたい、酒を1杯か2杯飲みながら、30分~1時間くらいかけて、料理の手順を考える。ただしこの時、往々にして考えるのが楽しくなってしまい、飲み過ぎてしまいがちなので、それには多少注意が必要。

 

レシピは見過ぎないようにしよう

初心者だと、何を作るかはレシピを見ないと考えられない人もいると思う。もちろんレシピを見ることは必要で、それなしにはやはり料理は上達しない。

でも何を作るか考える際には、レシピは見過ぎない方がいいのだ。

目標は、立派な料理をつくることではない。「自分が食べたいものを作ること」だ。

極端に言えばトマトに塩をかけて食べたって、それを自分が食べたいと思うなら、それでいいのだ(僕も夏場は冷やしトマトはよく作る)。

ところがレシピを見過ぎてしまうと、「トマトに塩をかける」などという料理は、みすぼらしく思えてしまう。またある料理を作るのに、自分が考えた作り方とレシピに載っている作り方とが異なると、どうしてもレシピの方が正しいように思えてしまう。

そうすると、自分が思った通りに作る勇気がくじかれてしまうのだ。

なので料理をつくる際には、レシピはあくまで参考程度にとどめておき、あくまで自分が思ったことを優先させることが大切。仮に失敗したとしても、被害は自分にしか及ばないわけだから、誰に責任を取る必要もないのである。

 

ていねいに作ろう

そのように微に入り細にわたって考えぬいた料理を作るには、やはりていねいにやることが必要。雑にやってしまうと、思った通りのものは作れない。

特に炒め物の場合だと、強火であっという間に作らなければいけないと思い込んでいる人もいると思う。でもそれは熟練した職人だからそのようにできるわけで、初心者がその真似をしてしまえば、ただ雑なものにしかならない。

炒め物でも、青菜を炒めたり最後の仕上げをしたりするとき以外には、弱めの火でじっくりやった方がうまいものができ上がる。調理の前半なら、何度火を止めてしまっても大丈夫な場面も多い。

料理をつくる際にも、お酒を飲みながらやるのは、作るのが楽しくなってほんとにおすすめ。ただし飲み過ぎてしまうと、手許が狂いがちにもなるので注意しよう。

 

料理写真をネットに投稿するのはおすすめ

さてそのようにじっくり考え、ていねいに作った料理は、もはや「作品」ともいえるものだ。それを自分しか鑑賞できないのは、やはりちょっともったいない。

なので作った料理の写真を撮影し、それをネットに投稿するのは大変おすすめ。自炊のモチベーションを維持するための大きな力になると思う。

僕のようにブログをやるのももちろんいいし、そこまで行かなくてもツイッターやフェイスブックなどでもいい。僕が管理人をしている「自炊隊」というフェイスブックグループがあり、そこではたくさんの人が自分の自炊写真を投稿し合い、交流を図っている(参加は承認制)。

ただし写真を撮るのに時間がかかると、せっかくの料理が冷めてしまう。そのあたりは「痛し痒し」というものだ。





 







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