【3月20日新宿・エキタス街宣】最低賃金1500円はいいよな、ホント

エキタス街宣

 

79歳の母親がボケてしまって、その対処のために昨年末から東京へチョコチョコ来ている。

いよいよ母親を病院から施設に移すという大詰めの段となり、本人は施設には行きたくないからかなりの手間と配慮が必要とされることになり、僕もその目鼻が立つまでは東京にいることに決め、実家に泊まり込むことにした。

僕の場合、仕事はネットで100%完結するから、場所に関係なくできる。調味料も買い揃え、自炊の体制も整えた。





 

仕事もしないといけないのでそうそうフラフラしているわけにも行かないのだが、東京にいないと参加できないイベントも色々ある。きのうは「エキタス」の街頭アピールが新宿であったから、行ってみることにした。

時間は15時~17時。終わったらすぐに帰って仕事をすれば、それほど支障があるわけではない。

 

エキタス(AEQUITAS)は、わりと最近大学生や若い人たちによって結成された市民グループ。SEALDsが「自由と民主主義に基づく政治を求める」という、わりと間口の広い主張をしているのに対し、経済問題に主張の焦点を絞っている。

 

アベノミクスがスタートして3年半、政治の恩恵をまず大企業が受けることにより、一緒に中小企業や地方・個人も潤っていくという「トリクルダウン」が起こるはずだったのに、平均賃金は下落の一方。

同時に教育・福祉も削られていっているから、大学の学費は上がり、大学生は何百万円というローンを背負って卒業する。保育士・介護士の給料も低く抑えられたままだから、それらの人の不足は深刻で、子育て・介護もままならない。

アベノミクスの恩恵を受けるのはほんの一握りの富裕層で、あとの人たちは以前よりひどい貧困にあえぎ、格差はむしろ拡大している。

 

エキタスはアベノミクスに反対し、経済政策を格差を縮小するものに転換することを求めている。目玉の主張は、「最低賃金を1500円に上げる」こと。

エキタス街宣

 

現在最低賃金の日本全国平均は798円。東京の場合だと907円。でもそれではフルタイムで働いたとしても、年間収入は200万円に届かない。ここから税金や年金・健康保険料などを差し引かれるわけだから、実際の手取りは月額10万ちょっと。

それでは最低限の生活ですら、営むことは難しい。

 

最低限の生活を営むためには、時給で1300円以上は必要だと試算されているそうだ。そこでエキタスは「最低賃金1500円」を主張しているというわけ。

それだって年間で300万円に届かないわけなので、決して十分とはいえない額だ。でもやらないよりは「ずいぶんマシ」なのは間違いない。

 

この20年で、平均賃金が下がり続ける一方で、大企業の内部留保は増えつづけ、現在では総額300兆円になっている。大企業の場合には、これを財源とすることで最低賃金を1500円にすることは十分できる。

中小企業の場合には、従業員の給料を上げるのは、たしかにちょっと厳しいかもしれない。でもそれを「オスプレイを3000億円出して買う金があるのなら、それを中小企業に使え」と、税金の使い道を変えることをエキタスは主張している。

 

従業員の給料を上げてしまったら、企業の業績が低下して、かえって経済が低迷すると思う人もいるかもしれない。でもそれは、実際にはそうではないそうだ。

アメリカでも「Fight for 15」という、最低賃金を15ドルに上げろという運動が数年前から起こっている。その結果最低賃金が引き上げられた州では、むしろ人が物を買うようになり、企業の業績も上向いているようだ。

 

SEALDsのように、「立憲主義」や「民主主義」を正面から訴えるのはもちろん大事。でもこのエキタスのように経済問題に焦点を絞るのは、聞く方も分かりやすくてとてもいいと僕は思う。

 

その新宿でのエキタス街宣、スタートした時にはまばらだった聴衆は時間とともに膨れ上がり、最終的にはすごい数の人が熱心に聞いていた。

エキタス街宣

やはり経済問題は、多くの人にとって身近なのだろうと思う。

 

イマドキの街宣やデモには、かならず音響設備が準備される。

エキタス街宣

きのうも街宣やコールのあいだじゅう、DJの選曲によるノリの良い音楽がかかっていて、ゴキゲンだった。

 

司会とコールは、エキタスメンバーである大学生の「コバシュン」が担当。

エキタス街宣

 

コバシュンのコールが、クールでまたカッコイイのだ。

 

もちろんコバシュン初めエキタスのメンバーは、スピーチも担当する。これがみんなよく勉強していて、ほんとにスゴイといつも思う。

 

スピーチは、メンバーだけでなくゲストのものもある。

エキタス街宣

きのうも6人のゲストが呼ばれ、特に有名な経済学者・水野和夫氏のときは、バリッとしたスーツを着た、いかにも「エグゼクティブ」という感じの40代くらいの男性3人が、たぶん経済誌か何かで水野氏のことを知っていたのだろう、その時だけ興味深そうに話を聞いていたほど注目度が高かった。

 

政治家ももちろん参加。「生活の党と山本太郎と仲間たち」だけは、小沢一郎・共同代表のスピーチ代読だったけれど、あとは民主党・社民党・共産党の議員や党首が参加した。

エキタス街宣

 

野党共闘もようやく実現、3人はガッチリと手を握り、コバシュンと共にコールも参加した。

 

2時間は、あっという間に過ぎた。実に楽しい、気持ちのよい会だった。

終わった時に、時刻は午後5時。これで帰ればよかったのだが・・・・・・。

 

すぐ近くの喫茶店「ベルク」で、引きつづきエキタスメンバーや社民党・福島みずほ党首、それに中小企業経営者代表として、ベルク社長の対談が街宣終了後に催された。

ベルク

 

ついでだからそれも傍聴、そうすればベルクのおいしいホットドッグで、ビールを飲んでしまうわけである。

ベルク

 

一杯飲めば、もう止まらないのは知れた話。

エキタス打ち上げ

エキタスの打ち上げに図々しくも参加して、帰ったのは結局終電・・・・・・。

 

予想通りといえば、あまりに予想通りの展開となってしまった。もちろん仕事は全くできず、しかもきょうは二日酔い。

 

でも街宣やデモに参加したあとの酒は、ウマイ。

これを飲み過ぎないようにするには、街宣やデモに参加しないようにするしかないわけで、そういうわけにはいかない以上、これは仕方ないのである。

 

「自分の賃金も考えて。」

チェブ夫

そうだよな。






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