ウマすぎて震える。【鶏のニンニク入り水炊き】

鶏のニンニク入り水炊き 反和食レシピ

鶏のニンニク入り水炊き

きのうは、鶏のニンニク入り水炊き。ニンニクとしょうがが入った水で煮て、ぽん酢に青ねぎ、さらにゴマとラー油をくわえたタレで食べる。これがあまりにウマすぎて、震えた。

 

 

外で飲むと、いつも飲み過ぎるのである。理由は、話し相手がいるからだ。

話していると、やはり気分が高揚する。そのため杯が進みやすい。

また自分が飲み終わっても、話し相手がまだ飲んでいたりすると、ついもう一杯頼んでしまったりすることもある。

それで自分自身が飲みたい以上に、つい飲んでしまうことになるわけだ。

 

ところがおととい、大阪のデモが終わってから飲んだときには、意外に飲み過ぎずにすんだ。

いっしょに飲んだデモの参加者たちが、それほど大酒は飲まない人たちだったのと、そのあと一人で飲んだときも、京都まで帰らないといけないわけだから、あまり飲み過ぎないように注意した。

それで10時には店を出て、12時前に家に帰り着いたのだ。

 

歯をみがき、すぐに寝ようかとも思ったけれど、寝る前にあと一杯だけ、飲むことにした。

そうしたら、止まらなくなった。

1杯が2杯、2杯が3杯、、、

けっきょくそれから3時間ほど、何杯飲んだかわからないほど飲んでしまった。

どうやらその前に飲んでいたとき、「飲み過ぎないようにしよう」と気をつけたため、その反動が出てしまったようだ。

 

それできのうは、激しい二日酔い。寝たのも遅かったから、お昼近くになってようやく起きだし、コーヒーショップでブログ更新。

酒が残って頭が働かないから、更新するにも時間がかかり、終わったときには外は真っ暗。

それから飯を食って昼寝をしたら、もう完全に夜になっていた、、

 

それできのうも、仕事は全然できなかったわけである。

こんなことをしていたら、生活が立ちゆかなくなるのは分かりきった話なわけで、まったくおれは、自分を100回殴りたい。

 

 

さて仕事はしなくても、酒は飲む。

きのうはサッパリしたものが食べたかったので、鶏の水炊きにした。

鶏のニンニク入り水炊き

しかしもちろん、ニンニク入り。このごろニンニクにハマっているわけだ。

 

材料は、鶏もも肉と豆腐、白菜、ニンジン、それにシイタケと玉ねぎも入れることにした。

鶏のニンニク入り水炊き

 

タレは、ぽん酢に青ねぎ、、

鶏のニンニク入り水炊き

そこに、ニンニクと釣り合いを取らせるために、ひねり潰したゴマと、ラー油を入れた。

 

鍋に、包丁の側面で押しつぶしたニンニクとしょうがを1かけずつ、それに1カップほどのたっぷりの酒を入れ、水を張って、火にかける。

鶏のニンニク入り水炊き

 

1回で食べられるくらいの量を、煮えにくいものから順に入れる。

鶏のニンニク入り水炊き

 

煮えたら火を止め、タレにつけて食べる、、

鶏のニンニク入り水炊き

 

これがですねえ、、

あまりにウマすぎて、震えたのだ。

 

普通の鶏の水炊きも、もちろんウマイ。それを否定するつもりは、決してない。

しかしこちらのニンニク入りの鶏の水炊き、ふつうの鶏の水炊きの、1000倍くらい、うまかった。
「鶏の水炊きは、こうしてやるべき」
と、おれはいいたい。

 

これは推測するに、肉系の鍋は、やはり中国に源流があるからではないか。豚肉とほうれん草をぽん酢で食べる「常夜鍋」は、「中国から伝わったもの」とのただし書きをつけ、魯山人が著書で紹介している。

常夜鍋と、食べ方としてはおなじ鶏の水炊きも、やはり中国から伝わったと考えても、そう外れてはいないだろう。

 

中国では、料理には基本的にニンニクを使うから、中国の鶏の水炊きには、ニンニクが入っていたはず。これが日本に伝わる際、ニンニクを食べ慣れない日本に合わせ、レシピからニンニクが外されたのではないだろうか。

だから、ニンニク入りの鶏の水炊きこそ、「もともとの味」なのではないかと、おれは思う。

 

いや、鶏のニンニク入り水炊きが、そのような推測をさせるほどウマかったということだ。

おれはこれから死ぬまで、もうニンニクを入れない鶏の水炊きは、やらない気がする。

 

さらにここで、特筆すべきスゴさだったのが、スープ。

鶏のニンニク入り水炊き

 

鶏の水炊きをした場合、ぽん酢のタレに鍋のスープを入れても、味的にイマイチだと感じる人は多いはずだ。

「鶏だしの吸物」といった風情になるのだが、ぽん酢の酸味が邪魔になる。じっさい日本の吸物に、ちょっぴりゆずなどを浮かべるのは別として、強い酸味がつくことはない。

ところがこのニンニク入りの場合には、ニンニク味の鶏だしに、ぽん酢の酸味にくわえてゴマとラー油が入るから、ちょうど「酸辣湯」のような味になり、じつにじつに、ウマいのだ。

「ウマすぎる」と言っても本当に過言ではないわけで、おれが「ニンニク入りがもともとの味」と思ったのには、このスープが完璧だったことも大きい。

 

 

あとは、白めし。

白めし

 

酒は、焼酎水わり。

焼酎水わり

 

そういうわけで、水炊きがあまりにうま過ぎて、そうなれば、やはり酒も進んでしまう。

となると、飲み過ぎてしまうことになるのも、まったく仕方がないのである。

 

「もう死んで。」

チェブ夫

そうだよな。

 

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