ほっこり落ちつく隠れ家カレー。大阪瓦屋町「StudioFATE」

2015/10/08

StudioFATE

きのうは「StudioFATE」でカレーを食べた。StudioFATEは大阪・瓦屋町の奥まった場所にある、ほっこり落ち着ける隠れ家的なカレー屋だ。

 

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きのう、大阪市役所付近でおこなわれたデモに参加した。

大阪デモ

 

大阪市議会では、全国に先駆けて「ヘイトスピーチ条例」が審議されている。ヘイトスピーチの被害者が訴訟を起こす場合、大阪市がその費用をサポートするなど、自治体の条例でできる範囲で役に立つ内容になっているようだ。

6月に提出され、そのときは継続審議となったものが、現在は2度めの審議。

デモは、その可決を求めるものだ。

 

日本も加盟する国際条約「人種差別撤廃条約」で、ヘイトスピーチを「犯罪として処罰する」ことが求められているにもかかわらず、日本はこの20年、それを留保しつづけている。

「日本では、新たな法律をつくってまで規制するほどヘイトスピーチはおこなわれていない」のがその理由だが、20年前とは異なり現在では、在特会などによる、目を覆いたくなるようなひどいヘイトスピーチが街中に蔓延している。

ヘイトスピーチが被差別者をひどく傷つける言葉の暴力であることは、異論の余地がないわけだし、さらにヘイトスピーチが当たり前となってしまうことで、虐殺への種をまくことも歴史が証明してるのだから、政治家は四の五の言わず、サッサと法律をつくってもらいたいものだ。

 

さてデモで街を歩いていると、やけにカレー屋が目に入る。

大阪に、とくべつカレー屋が多いわけではないだろう。でもなぜか、3軒、4軒、5軒、、つぎつぎと目に入り、そうなると、もうカレーが食べたくて仕方がなくなってしまった。

「デモの帰りに、どこかでカレーを食べて帰ろう、、」

心に決めた。

 

デモが到着地点につくと、顔見知りの女性がいた。店をやっていて、そこではカレーを出すことを、ツイッターなどで知っていた。

そこでその女性・fusaeさんに、

「これからカレーを食べさせてもらえますか?」と聞いたら、OKとのこと。

さっそく、店へ出向くこととなった。

 

fusaeさんの店の名前は、「StudioFATE」。末吉橋を東にわたった、瓦屋町1丁目にある。

この一帯が、またじつに趣深くて、古い長屋が密集している。近くに川があったため、戦災から焼け残ったそうだ。

 

その長屋に、古くからの住人に混じって若い人たちが入り込み、小さな店をやったりしている。

瓦屋町1丁目

瓦屋町1丁目

瓦屋町1丁目

 

StudioFATEは、その長屋のある一帯の奥まった場所にある、まさに「隠れ家」といった風情の店だ。

StudioFATE

StudioFATE

 

fusaeさんのメインの仕事は、ジュエリーの加工・修理および販売。元々は近くにあるビルの2階にアトリエを借りていたそうだ。

しかしそのうち、ただそこに篭ってひとりで作業するだけでなく、人と繋がっていくようなことがしたいと思うようになったとか。

そこで新たにこの長屋を借り、アトリエ兼店舗としたのだそうだ。

 

元々は住居だったところだから、店舗にするには工事が必要。

StudioFATE

fusaeさんは、自力で壁や柱をとり去ったり、床に生コンを打ったりしたというからオドロキだ。

 

土間にはテーブルと椅子2脚、一段上がったところに小さなちゃぶ台があるから、飲食店のキャパとしては、1階は5~6人というところ。

ただし2階にも10人以上が入るスペースがあり、そこでワークショップを開催したりもするそうだ。

 

アクセサリーやオルガニックオイル、古着なども販売していて、眺めていたら、今の季節に羽織るのにちょうどいい男物のシャツがあった。

StudioFATE

500円だというから、即座に購入。

 

まずは、ビール。

StudioFATE

fusaeさんは、ビールを飲んでいるあいだにも、話の相手をしてくれる。

 

カレーは、日によって1種類を仕込むようになっているようだ。

StudioFATE

きのうは、「いちじくチキン・キーマカレー」。

 

奥のキッチンでしばしの調理ののち、カレーが出てきた。

StudioFATE いちじくチキン・キーマカレー

 

なるほど、これはウマイ、、

StudioFATE いちじくチキン・キーマカレー

 

わりと華やかな風味のするスパイスで、辛さは控えめ。そこにいちじくの甘味と酸味で、やさしい味になっている。

いちじくは、小さな種ごと入っている。この種が、口にプチプチと触るのが、食べていてまた楽しい。

 

さらに薬味として乗せられているのが、自家製の昆布の佃煮。

昆布の佃煮がカレーに添えられているのは初めて見たが、これがまた、よく合うのだ。

 

食後には、ヨーグルトとはちみつで作った、はちみつラッシー。

StudioFATE はちみつラッシー

甘味と酸味が、ちょうどいいバランスだ。

 

 

fusaeさんはこの店を、お金のためというよりも、人と出会い、つながることを目的にやっている。ジュエリー加工の手を休め、来てくれた人とすこしゆっくり話せることが、楽しいそうだ。

でもそれはある意味、飲食店の理想ともいえるのではないだろうか。

客の立場としてみても、飲食店へ行くのはただ腹を満たすためだけではなく、何かしらの出会いを求めていくはずだ。

 

StudioFATEは、定休日・営業時間とも不定。

行く場合にはメールをして、営業しているかどうかを確認するのがいいようだ。

 

■StudioFATE

大阪市中央区瓦屋町1-1-7
地下鉄 松屋町駅および谷町6丁目駅から徒歩約6分
(長屋再生施設「惣 」の前の路地入る)

ブログ:http://news.fatalbackground.org/
メール:こちら

 

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