飲み屋とのつき合いは「報告」が欠かせないのである。

2014/09/06

きのう、ちょっと嬉しいことがあった。

京子

となれば、飲み屋への報告は、欠かせないのである。

 

 

きのう、ちょっと嬉しいことがあった。それが何であるかは、追ってお知らせできると思うけれど、仕事に関する「いいこと」で、「ちょっと」と書いたのは照れ隠しの、控えめな言い方で、実はかなり嬉しかった。

ぼくは特定の宗教は信じていないが、自分に神様が付いていて、味方してくれているとは勝手に信じていて、実際これまでも、本当に困ったときにはウソのようにお金が入ったりして、窮地を脱したことが何度もある。

このところしばらく、そういう「いいこと」はあまりなかったから、これは神様が、「今は自分でガンバレ」と言っているのだろうと思い、地道にやっていたのだが、しかしそれそろ、何かあってもいいのではないかと密かに思っていたのである。

 

この嬉しさを誰かと分かち合いたいと思うわけだが、ぼくはひとりで暮らしているし、つき合っている女もいない。

それでとりあえず、お世話になっている喫茶店「PiPi」店主、マチコちゃんにメールした。「よかったね!」と言ってもらい、こちらも幸せな気持ちになったが、まだ誰かに言いたい気がする。

となれば、京都大宮へ飲みに出るしかないだろう。

 

ひとり暮らしが飲み屋とつき合っていく上で、大事なのは「報告」だ。ひとりの客は、飲み屋も気にかけてくれるのであり、しばらく顔を出さないと、「どうしているのだろう」と案じてもくれる。

節目節目で報告を入れることで、飲み屋の店主やお客さんは、こちらの「人生」を応援してくれることになる。

きのうは本当は、目一杯仕事をがんばるつもりだったのだが、それを中断することになるのも、これは仕方がないのである。

 

仕事をしていたカフェから家へ戻り、いそいそと支度をした。

最近、ツイッターを通して知り合いになった人形作家・四谷シモンさんから送ってもらった、展覧会

のポスターや招待券があったから、お店に置いてもらうよう、持って行くことにした。

 

まず行ったのは、家から一番近いバー「スピナーズ」。

スピナーズ

3~4軒を回らないといけないから順番が大切で、間違えてしまうと回りきれないことになる。

 

早速マスターや、常連さんに報告する。

「よかったじゃないですかー!」

喜んでもらえるわけである。

それから久しぶりの常連さんもいたから、カウンターであれこれ話。「目玉焼きの食べ方」について、議論を交わした。

 

スピナーズでは、ちょうど画家・小森文雄さんの個展をやっていた。

スピナーズ

小森さんもスピナーズの常連で、時々話しもさせてもらう。

 

せっかくだから、20点ほどの絵を一枚一枚、じっくりと見せてもらう。絵のことはよく解らないけれど、小森さんの絵は、余白や背景の扱い方がいい。

ぼくが気に入った第1位は、これ。

スピナーズ

構図も色もよく、リアルなひまわりと、あっさりとした花瓶、真っ白な余白の対比がいい。
 

第2位。

スピナーズ

カエルなのだが、並び方がのんきな気がする。

 

第3位。

スピナーズ

猫が背景と溶け込んでいるのが、いかにも猫が、毛布にでも包まって寝ている感じだ。

 

絵を見終わったら、さらにそこにいた、若手画家の男性と話をした。

スピナーズ

男性はアルバイトをしながら、画家として一本立ちすることを目指していて、ぼくもブログで、同じことを目指しているから、話が盛り上がる。

男性は、最近になって自分の中で、絵の製作にたいする扱いが変わったそうだ。

以前は「絵の修業」と思っていたのが、今は色々なきっかけから、「現実の世界を表現するもの」と思えるようになったという。

 

ぼくも似たようなことがあり、以前は広告会社からの依頼仕事だけを「仕事」と思い、ブログは仕事ではなく「楽しみ」だった。今でももちろん、ブログを書くのは楽しいのだが、最近になり、ブログも「仕事」と思うことにしたのである。

ブログを運営することで、きちんとした収入が得られるようにしたいのだから、楽しみだけでは足りないのは言うまでもないだろう。

男性は、心境の変化から、作風も大きく変わったのに対し、ぼくは考えを変えたからといって、何が変わったわけでもないが、いずれにせよ、ひとりで仕事をしていると、あれこれチマチマ考えながら、試行錯誤するわけだ。

 

話がひとしきり終わってみると、9時半頃から飲み始めたのに、もう11時になっていた。

あと2軒回らないといけないので、お勘定をし、シモンさんの招待券をマスターに託して、店を出た。

 

大宮通を南へ下り、たこ焼き「壺味」の前に来た。壺味でもゆっくりしたかったのだけれど、きのうは時間もなかったし、大将に報告だけして次へ向かう。

向かった先は、ほっこりバー「Kaju」。

Kaju

Kajuのマスターには、京都に来てすぐの頃からずっとお世話になっているから、報告は、滞らないようにしないといけない。

 

お腹も減っていたから、少し食べた。特製ギョウザは、ニンニクが少なめの、サッパリとした味。

それから、つけもんクッパ。

Kaju

キムチにたくわん、しば漬け、それにワカメを牛だしと一緒にご飯にかけたもので、クッパはもちろん韓国の料理だが、この漬物の扱い方は、京都のセンスだろう。

Kajuのマスターにも、シモンさんのポスターと招待券を預けて、店を出た。

 

最後に行ったのは「京子」。

京子

京子の女将は、ぼくにとっては、「親戚の叔母さん」のような存在だ。

 

もう時間も遅かったから、食べ物は少しだけ。

さつまいものポテトサラダ。

京子

からしがピリリと利いている。

 

豚肉とイカ、古漬けキュウリのピリ辛炒め。

京子

古漬けキュウリと豚肉を炒めるのは、最近の女将の得意技のようなのだが、そこにさらにイカが入っているのが、また気が利いている。

 

シモンさんのポスターを渡すと、女将はその場で、店の壁に貼ってくれた。

京子

 
 

報告を女将にすると、

「やっぱり地道に努力しないとね。崩さず、同じことをやり続けるのが、大事と思うわ。」

肯きながら、女将は言う。

「本当にその通りだ」と、ぼくは思った。

 

どんなことでもそうだと思うが、物事は、結果がすぐに出るわけではない。やってもやっても、何の手応えも得られないような気がしてくることもあるだろう。

そうすると不安になり、

「このままやり続けても、ダメなのではないだろうか・・・?」

そういう気持ちも湧いてくる。

「何かを大きく変えないと、結果が出ないのではないか?」などと、考えもする。

 

しかし、焦ってジタバタするのはダメだろう。物事が熟するには、時間がかかるものであり、それを待つことが必要な時もある。

女将はそれを、

「自分を信じないとね」

と表現した。

結果がなかなか出ないときでも、チマチマと試行錯誤し、地道に努力する自分を信じることは、吹けば飛ぶような自営・自由業者にとっては、「金がなくなる恐怖」と背中合わせにもなることだけれど、やはりそこは、腹を据えなければいけないと、ぼくも思う。

 

店は閉店時間となり、他にいたお客さんはみな、お勘定をして帰っていく。ぼくもお勘定をしたのだが、お客さんが出て行くと、

「これ飲んで・・・」

女将は酒が半分ほど入った4合瓶を出してきた。

 

これは、飲むしかないだろう・・・。

片付けをする女将と、さらに話し込むこととなり、店を出たのは、もう4時をまわっていた。

 

家に帰って歯を磨き、寝たのは5時になったから、起きたのは11時。酒がたっぷり残っていて、1時間ほどぼんやりし、昼を過ぎてようやく「PiPi」へ行くものの、昼めしにビールを飲んでしまったら、眠くなって家に帰ってまた昼寝。

夕方になってようやくブログを更新し始めたわけなのだが、これは仕方がないだろう・・・。

 

飲み屋への報告は、きちんとしないといけないのである。

 

「言い訳だけはいつもうまいね。」

チェブ夫

ほんとだな。

 

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