残り物を処理するには、何でも入れて煮てしまうのが最も簡単なのである。(鶏肉と白菜のクッタリ煮)

鶏肉と白菜のクッタリ煮 鶏肉

昨日も残り物の処理をかね、鶏肉と白菜のクッタリ煮を作った。

鶏肉と白菜のクッタリ煮

残り物は、出さない工夫があるのだけれど、どうしても残ってしまった場合は、何でも入れて煮てしまうのが最も簡単なのである。

 
昨日の記事で、「残り物は捨てろ」とぼくは書いたわけだけれど、もちろんそれは極論で、料理初心者にもやりやすい、残り物への対処法は色々ある。

ただ最終的にどうしようもなくなった場合には、捨てたらいいのはその通りである。

 

まず残り物を減らすには、
「残り物を作らないようにする」
のが有効だ。

物が残らないのなら、処理する必要もないわけだ。

そのためにはまず、買い物の仕方を工夫するのがオススメだ。

「できるだけ少量ずつ買う」という話である。

 

最近はスーパーなどでも、「使いきり食材」を売っている。

「ほうれん草1株」など、一人で食べても一回で使えるくらいの分量を包装してあるもので、多少割高にはなるが、これを選べば残り物は出来にくい。

特売品の大袋などと比べると、たくさん買って、使えなければ捨てたほうが値段的に安くなることもあると思うが、捨てることに罪悪感を感じるなら、お金を払う価値はある。

だから自炊は、初めのうちはコストがかかるが、慣れれば食材をたくさん買っても使いこなせるようになるから、コストは減らすことができるのだ。

 

また残り物を出さないためには、料理自体を工夫するのも効果がある。

料理に使う食材の品数を減らすことである。

 

料理のレシピは、多くのものが、食材を4つも5つも使っている。

でもその通りに買ってしまうと、一人分だとちょっとずつしか使えないから、全てを余らせてしまうことになる。

だから料理する時、レシピ通りにやらないで、食材を2品か、多くても3品に絞るようにする。

炒め物なら、肉の他に、野菜は1品、多くて2品、そうすれば、それぞれが残る量は、減らせることになるわけだ。

 

ただそうやって、あれこれ工夫していても、野菜などが細かく残ってしまうことは、どうしてもある。

細かく残ってしまった野菜は、何とも使いにくいものである。

その場合には、「全部合わあせて煮てしまう」のが一番いい。

炒め物も悪くはないが、煮たほうが、よりたくさん食べられるのだ。

 

昨日はぼくも、冷蔵庫にまだ野菜があれこれ残っていたから、それを処理することを兼ね、鶏肉といっしょに煮合わせることにした。

白菜と鶏肉のクッタリ煮

一番処理しないといけなかったのは白菜なのだが、白菜は肉といっしょにクッタリ煮こむと非常にうまい。

そのほか万願寺も残っていたから、これもいっしょに煮ることにした。

万願寺もクッタリ煮こむととてもおいしい。

あとは長ねぎ、油揚げも入れることにした。

キャベツも残っていたのだが、これは白菜とかぶるから、今回は入れないで、改めて処理することにした。

 

まずはフライパンを中火にかけ、ゴマ油と輪切り唐辛子少々を入れ、鶏肉と万願寺を炒める。

白菜と鶏肉のクッタリ煮作り方(1)

万願寺は意外に硬く、初めに炒めてしまったほうがクッタリとさせやすい。

鶏肉の色が変わってきたら、1カップの水と、あらかじめ合わせておいた調味料を入れる。

白菜と鶏肉のクッタリ煮作り方(2)

調味料は、酒とみりん、オイスターソースが大さじ1、砂糖と醤油が小さじ1。

白菜と長ねぎ、油揚げを入れ、中火で汁気を飛ばしながら15分くらい煮る。

白菜と鶏肉のクッタリ煮作り方(3)

白菜がクッタリし、煮汁をたっぷり吸い込むまで煮るのがポイントだ。

最後に昨日は、そうめんを入れた。

白菜と鶏肉のクッタリ煮作り方(4)

そうめんは、濃いめの煮汁の場合には、茹でないでそのまま煮ると、ねっとりと濃厚な味になってまたうまい。

 

味を吸った白菜は、たまらない。

白菜と鶏肉のクッタリ煮

 

そうめんも、味を吸いまくっているのである。

鶏肉と白菜のクッタリ煮

 

あと昨日は、残り物でもう一品作り、これも大変うまかった。

ウインナーとキュウリのピリ辛炒め

ウインナーとキュウリのピリ辛炒め。

キュウリは日本では生で食べるが、炒めても実はうまい。

特にピリ辛の味をつけると、とてもよく合うのである。

 

作り方は、まずフライパンを中火で温め、ゴマ油少々を入れたら、斜め切りにしたウインナーを炒める。

ウインナーとキュウリのピリ辛炒め作り方(1)

つづいて5ミリ角くらいの棒状に切ったキュウリを入れ、青臭さがなくなるまで炒めたら、酒とみりん、うすくち醤油、豆板醤各小さじ1の合わせ調味料を入れる。

最後に5ミリ幅ほどに切った玉ねぎを加え、サッと混ぜて火を止める。

これはとにかく、玉ねぎを炒め過ぎずに、ほとんど生、辛みが残るように仕上げるのが最大のポイントだ。

酒の肴には最高だし、お弁当にもいいと思う。

 

昨日も料理を作りながら、薄い焼酎水割りを2杯、さらに料理を食べながら、日本酒を3合飲んだ。

日本酒

飲みの相手はツイッターなのだが、一人でブツブツ呟いていると、気持ちよく酔えるのである。

 

「変なこと書かないように気をつけてよ。」

チェブラーシカのチェブ夫

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魚を煮れるようになると、料理の世界が大きく広がるのである。
 

コメント

  1. ノーキ より:

    なるほど!
    そうめんは別茹でせずに煮炊きものの調理過程にそのまま組み込んでしまうという企画ですね。
    まさに、ひとつ口コンロ使いの達人!

  2. ninjin より:

    高野さん、こんにちは。
    だいぶ昔に、高野さんのブログにコメントさせてもらったものです。
    以前とちょっとニックネーム違いますが。。。

    実はずーっとブログファンで覗かせていただいています。
    いつも美味しそうで、本当にみているだけで、
    食事を作る愉しみが伝わってきます。

    実はとある事情で関東から神戸に引っ越してきて、
    京都に遊びにいけちゃうので、時々いったりしてます
    三条商店街とか、土曜日によく行かれてるラーメン屋さんとか、
    このへんかなあ。なんてちょっと探しちゃったりしています。
    ストーカーではないですw すいません。

    いつか偶然お会いできたら、声かけちゃうかも!ですが、
    怪しく思わないでください!!

    旅の計画は進んでいらっしゃるのかな?
    旅ブログも楽しみにしてますので。。

    長々すいません! 
    ではではまたコメント書かせていただきます!

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